タイトル  1760m(三平峠)  登山日:2009年5月29-30日

「やはり尾瀬は凄い。最高のトレッキングを満喫」

昨年夏、尾瀬を訪れたが、その時の感動が忘れられず、今年も挑戦。去年は大清水から入り、尾瀬沼-燧ケ岳-尾瀬ヶ原-至仏山-鳩待峠と回ったが、今回は逆周り、鳩待峠から大清水に抜けることにした。もちろん至仏、燧の2座はこの時期、登ることはできない。純粋、尾瀬のトレッキングになる。
F氏夫妻、M氏となまけものハイカー夫婦の5人で訪れた。

尾瀬のハイシーズンは他の観光地と少し違う。水芭蕉の季節とニッコウキスゲの季節。今は水芭蕉の季節。
至仏山と水芭蕉
至仏山と水芭蕉。
巷に溢れる尾瀬の写真の半分はここからの絵?
見晴が見えてきたタテヤマリンドウ 見晴エンレイソウ 天然のわさび田ニリンソウ 白砂峠付近に残る雪 尾瀬沼の水芭蕉
水芭蕉と至仏山 至仏山と水芭蕉遠くに見える竜宮小屋 酒宴至仏山と虹 拠水林 沼尻休憩所 長蔵小屋の手前、大江湿原から見た燧ヶ岳と水芭蕉
ザゼンソウ 尾瀬ヶ原、何処までも続く木道木橋と燧ヶ岳 牛首から見た至仏山リュウキンカ 尾瀬沼山荘前の様子ミズバショウ
キクザキイチゲ オオカメノキとムラサキヤシオツツジムラサキヤシオツツジ 三平峠への道
山の鼻へ下る道
戸倉第1駐車場
行程
1日目
鳩待峠 12:05
山の鼻着 13:20
山の鼻発 13:40
牛首 14:40
竜宮小屋 16:00
2日目
竜宮小屋 7:00
見晴十字路 7:40
沼尻着 9:45
沼尻発 10:20
長蔵小屋 11:25
尾瀬沼山荘着 12:10
尾瀬沼山荘発 12:35
一ノ瀬 14:00
大清水 15:00

難易度 ★★
行程時間(含む休憩) 1日目:3時間55分
2日目:8時間
駐車スペース 尾瀬戸倉
トイレ 要所にトイレあり
登山口 わかり易い
帰りの温泉 花咲温泉
お勧め度 ★★★★★

   戸倉第1駐車場

6:30に田園都市線あざみ野駅に集合。F氏の車で尾瀬に向かう。9:30に沼田IC。あまりに早く着きすぎたので、途中、吹割の滝によって、さらに少し早い昼食を摂る。それでも戸倉に着いたのは11:30。
鳩待峠へは5月下旬からマイカー乗り入れ禁止。大規模な戸倉の駐車場に車を停める。
戸倉から鳩待峠へのバスは1時間に1本くらい。ちょっと待たなくてはいけないと思っていたが、杞憂に終わった。バス運賃と同額で乗り合いタクシーが頻繁に出ていた。12:00前に鳩待峠に到着。

   山の鼻へ下る道

鳩待峠から山の鼻までは下り。最初はやや急だが(と言ってもたいしたことはない)、徐々に緩やかになる。眼下にあった沢が横に見えるようになると、道脇に水芭蕉が見られるようになった。
峠から1時間15分で山の鼻。今日は時間がたっぷりある。ビジターセンターに寄って、少し休んで、いよいよ尾瀬ヶ原に突入。

  尾瀬ヶ原、何処までも続く木道

「こんな山の中にこんな広い場所があるなんてびっくり」F氏カミさんの感想だ。確かに尾瀬は広い。どこまでも木道が続く。道は燧ヶ岳に向かっている。

  木橋と燧ヶ岳


木道の周りには、ミズバショウリュウキンカタテヤマリンドウ、ショウジョウバカマが目につく。ザゼンソウはもう終わりなのだろう。ほとんど見られない。

  牛首から見た至仏山

振り返ると至仏山。尾瀬ヶ原の両端に
至仏、燧の百名山二座。このバランスが素晴らしいのだ。上の絵は牛首からの至仏山。

  水芭蕉と至仏山

木道には時折枝道がある。実は枝道の先がビューポイント。枝道があったら必ず寄って見た方が良さそうだ。

  遠くに見える竜宮小屋

遥か遠くに見えていた竜宮小屋が徐々に大きくなっていく。
小屋に着いたのは16:00。ここまで山の鼻から2時間20分。コースタイムなら1時間15分。尾瀬ヶ原を満喫し、写真を撮りまくりながら歩いたら、倍近くかかってしまった。

   酒宴


今日の泊まりはココ。荷物を部屋に上げ、早速、外のベンチで酒宴。2Lのビール缶をここまで背負ってきた。うーん、持ってきて良かった。

  至仏山と虹

2日目は4:30に起床。早速、朝の尾瀬を楽しむ。一瞬だが、虹が見えていた。「早起きは3文の得」、山では常識か。

   拠水林

朝食後、7:00に小屋を出発。小屋付近は林になっている。
尾瀬ヶ原では川沿いだけ木が生えている。尾瀬は元来、不毛の土地。木は生えないが、外部から土砂が流入する川沿いだけは、例外。拠水林というらしい。

  見晴が見えてきた

林を抜けると尾瀬ヶ原もいよいよ終盤。もう一つ拠水林を抜けると、見晴が見えてきた。
小屋から40分で見晴に到着。

  見晴

見晴には6つの小屋とキャンプ場がある。尾瀬一の繁華街だ。繁華街と言っても昔の小学校の校舎のような2階建ての小屋がいくつかあるだけ。この小屋群が尾瀬の自然にマッチしていて和む。
尾瀬ヶ原はここでおしまい。

  天然のわさび田

見晴からは樹林帯。標高差200mを時間をかけてゆっくり登る。植生が変わってきた。キクザキイチゲニリンソウ、イワナシ、コミヤマカタバミが目立つ。
上の絵は天然のわさび田。

  白砂峠付近に残る雪

尾瀬沼の少し手前、白砂峠には少し雪が残っている。踏み抜きしないよう足元に注意しながら進む。
見晴から沼尻まで2時間ほどで着く。

  沼尻休憩所

沼尻で大休止。水羊羹とM氏のもってきたドリッパーで煎れる本格レギュラーコーヒーでおやつの時間。

  尾瀬沼の水芭蕉

沼を右に見ながら歩を進める。時折、湿原がある。ここも尾瀬ヶ原と同様、水芭蕉がいっぱい。ただ高度の関係か、尾瀬ヶ原より花も葉も少し小さく清楚な感じがする。単に成長が遅れているだけだと思うが...。

  長蔵小屋の手前、大江湿原から見た燧ヶ岳と水芭蕉

尾瀬沼を2/3周して尾瀬沼山荘の前で、昼食。ここで、尾瀬は終わり。ちょっぴり名残惜しい。
100人ほどの中学生がいた。遠足か林間学校だろう。聞くと大清水から登ってきたとのこと。ここで昼食を摂って大清水に戻るらしい。

  尾瀬沼山荘前の様子

それではちょこっと尾瀬沼を見ただけというプランになる。実にもったいない。少しは尾瀬を歩くコースを設定してあげて欲しい。
我々も大清水に向かう。

  三平峠への道

三平峠まで標高差100m。ここにも雪が残っている。
三平峠から南面の下り。ここが分水嶺になっており、これより南は太平洋に水が流れる。陽射しも明るい。今まで見なかったムラサキヤシオツツジが見えるようになる。
峠から1時間で一ノ瀬休憩所。林道を1時間で大清水に至る。ちょうど、戸倉へ向かうバスが入ってくる。バスで戸倉の駐車場に戻る。

  オオカメノキとムラサキヤシオツツジ

帰りの温泉には花咲温泉を選ぶ。道の駅にもなっている。地元の野菜を買って、帰途に着く。

尾瀬。最高のトレッキングだった。「今度はニッコウキスゲの季節に来ましょう。」F氏/M氏と約束する。