タイトル  2484m 百名山 登山日:2009年8月2日

「天気がよければ360度の大展望が楽しめる。    ハズ」

男体山というと、山の南、中禅寺湖畔の二荒山神社から登るのが、正統。中禅寺湖を背中にして、眺望を楽しみながらの登山が味わえるはずである。ところがこのコースは標高差1200mもある。一方、山の北、志津乗越(シヅノッコシと読む)からだと標高差700m。景色を楽しむコースではない。
できるだけ楽なコースを選ぶ「なまけものハイカー」は当然後者を選んだ。眺めは山頂だけで我慢しよう。
尾瀬に続いて、F氏夫妻とM氏、なまけものハイカー夫婦の5人での山旅。前日に中禅寺湖畔の菖蒲ヶ浜キャンプ場に泊まり、F氏の車で志津乗越に向かった。

戦場ヶ原三本松から
戦場ヶ原三本松から
志津乗越の駐車スペース
戦場ヶ原三本松から 2合目。この辺りから登りは徐々に急になる 志津小屋
大きな崩壊地女峰山
九合目の様子
山頂から見た中禅寺湖 二荒山神社奥宮山頂の様子
行程
志津乗越 8:00
男体山頂着 10:40
男体山頂発 11:40
志津乗越 13:50

難易度 ★★★
行程時間(含む休憩) 5時間50分
駐車スペース 志津乗越に10台ほどの駐車スペース
トイレ 志津小屋、山頂
登山口 わかり易い
帰りの温泉 ここは日光。温泉には困らない。
お勧め度 ★★★

   志津乗越の駐車スペース

8:00前に志津乗越に到着。ここまでが大変だった。舗装はしているもののすれ違いの出来ない狭い道を車が時々底を打ちながら走る。ひたすら対向車が来ないことを祈りながら。そんな道が30分は続いた。
志津乗越には10台ほど車が停められるスペースがある。到着時には既に5-6台ほど車が停めてあった。
そそくさと支度を整え出発。

   志津小屋

10分ほどで志津小屋(無人小屋)に到着。綺麗な小屋なのでここに泊まる手もある。

   2合目。この辺りから登りは徐々に急になる

2合目くらいまでは緩やかな登り。ここから徐々に勾配が急になる。暗い林の中を登山道が進む。途中から霧雨になる。

  大きな崩壊地


六合目あたりだったと思う。東側に大きな崩壊地に出くわす。この辺りから背中を振り返ると、女峰山が見えてくる。

   女峰山

女峰山には2つのピークがある。名前の由来は、「この2つのピークにあるのかも」と、ちょっぴりエッチな想像をしてしまう。

  九合目の様子

九合目くらいから火口壁に差し掛かり勾配は緩やかになる。

  山頂から見た中禅寺湖

九合目から20分弱で山頂。天気が悪く遠くは見渡せない。眼下の中禅寺湖だけははっきり見える。その向こうに日光白根山が見えるはずだが...。

   山頂の様子


火口壁の一番高い場所を山頂としている。近くに二荒山神社奥宮がある。山頂にしては立派なお社。神主さんもいた。

  二荒山神社奥宮

雨が本格化するのが心配なので、昼食を済ませ、行き来た道を戻る。
志津乗越に戻ったのは、2時前だった。

   三サルを撮る人たち

このまま帰るのはつまらないので、東照宮に寄って帰る。上の画像は有名な「見ザル、聞かザル、言わザル」の写真を撮る人たち。
天気のせいもあり、百名山登山にしては感動の薄い山行きだった。「今度登る時は中禅寺湖畔の二荒山神社からまっとうに登りたいわ」 なまけものハイカーカミさんが帰りの車の中で何度も言った。