976m 登山日:2010年1月10日
「最高クラスの富士が見られる山」
いろいろな富士をいろいろな山から観てきたが、大月付近から見た富士が、最も雪の形が綺麗で、バランスが良い。特に大月市のほぼ中心にある高川山から見ると、手前の河口湖へ続く市街の形も良い。 もう一度、綺麗な富士が見たくなり、友人のA.M氏とE.M氏、なまけものハイカー夫婦の四人で、この山に向かう。 以前は車で来たが、今回は電車にした。帰りに新年会を催そうという魂胆だ。 電車であれば、元の場所に下りる必要はない。今回は初狩駅から登り、大月駅に下りた。 以前登った時のレポートはこちら。 |
高川山山頂からの富士 |
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行程
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6:25に家を出る。いつも朝の遅いなまけものハイカーにしては早い出発。初狩駅に着いたのは、9:00前だった。9:05に駅をあとにする。 道標を頼りに、細い田舎道を行く。やがて家並みが途切れ、墓地を右に見ながらの登りになる。30分ほどで、四年前に登った時の出発点。しいたけ栽培所手前の駐車スペースに到着。前の時は車がほとんど停まっていなかったが、今回はいっぱいになっていた。 |
駐車スペースからすぐに男坂/女坂方面登山口に着く。前回はここを登らず、まっすぐ林道を登ったが、今回はこの登山口から登る。いきなり急登。杉の人工林の中を道は進む。道の左には「砕石工場につき部外者立ち入り禁止」とある。ここは東洋一とも言われる採石場らしい。 一時間弱で山頂に着く。 |
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このクラスの標高の山では珍しく、山頂は完全360度の展望。狭い山頂にハイカーが50人はいる。4年前より明らかに人が増えていた。 ここの展望、特に富士山は申し分ないが、一つ不満がある。昼に登ると、ほぼ半逆光になり、小生の腕ではなかなか綺麗な写真が撮れない。 |
本当は、早朝にこの地に立てば申し分ない富士が撮れると思うが、そこまでの根性はない。なかなか上手くいかないものだ。 足元を見ると、リニアモーターカーの実験線が走る。 今日はたっぷり時間がある。昼食を挟んで一時間ほど山頂に留まる。 |
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帰りは、東に向かう尾根歩きで、大月駅方面に下りる。山頂を離れると、急に人影がまばらになった。どうもこちらに下りる人はあまり多くないようだ。あまり踏まれてないためだろうか、道が滑り易い。かなりきついアップダウンを繰り返しながら、少しずつ高度を落としていく。 |
木々の間から、大月市街が次第にはっきり見えてくる。 途中、天神峠を挟んで「おてんじんさん」と「おだいりさん」があった。おてんじんさんは菅原道真公、おだいりさんは天皇陛下の事だから、あまり脈絡のない組み合わせだ。そんな理屈を抜きにして、素朴な信仰に、手を合わせたくなる。 |
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天神峠が、高川山と大月駅のほぼ中間点。ずいぶんと長い尾根道だ。そして最後のピークがむすび山だった。眼下に大月市街、その向こうに岩殿山が見える。 あまりにも長いアップダウンに身体がだれてしまった。30分もここのベンチで休憩。さらに30分で大月駅。 |
帰りは溝の口駅まで戻って、新年会。 なまけものハイカーは酒を飲むと眠ってしまう。今日は疲れた。いつもよりさらに早くダウン。なまけものハイカーカミサンに「起きて!!」と怒られる。 |