御正体山タイトル 1682m  二百名山

 登山日:2005年9月19日

御正体山は道志山塊の最高峰。南の丹沢の最高峰、蛭が岳(1673m)よりも高い。地味で訪れる人の少ない道志の山の代表らしく、目立たない山である。
こんな山に昔から興味があった。その名前から富士山に正対している山というイメージを勝手に膨らまされたためである。でも、富士山に登った時にこの山を特定しようとしたが、その他の山の一つとしか認識できなかった。当然のことだが、数多の山から富士山を見る事ができるが、富士山からはその他の山としか見る事が出来ない。
綺麗な富士山が観られる事を期待してこの山に登った。
   御正体山中腹からの富士
御正体山中腹から見た富士、
もう少し早く登っていれば...
ホウキダケ??
雲に隠れた富士 サラシナショウマ
池の平の駐車場ツリフネソウゲンノショウコ ノギクシラネセンキュウ 山頂にてヤマトリカブト
行程
池の平 9:50
林道終点 10:30
御堂跡着 11:40
御堂跡発 11:50
峰神社跡着 12:35
峰神社跡発 13:10
御正体山頂着 13:45
御正体山頂発 14:05
峰神社跡 14:30
御堂跡着 15:00
御堂跡発 15:10
林道終点 15:50
池の平 16:20
7:40に自宅を立ち、中央高速都留インターで降りる。正面に富士山が見えてくる。国道139号線を富士吉田方面に向かい、鹿留入口交差点を左折。田舎道から林道を飛ばすと、突然、周囲の風景と不釣合いに人工的で綺麗な木のアーチ橋が見えてくる。その脇に駐車場。ここが、今回の出発点、池の平である。脇に小さな看板があり、「皇太子殿下御登頂 2004年10月15日」。殿下も富士山が見たかったに違いない。


  アーチ橋と駐車場
      綺麗なアーチ橋と駐車場


しばらくは林道歩きになる。もう秋の口、ノギクが咲いている。
林道終点から20分くらいは沢沿いの道。「竜の口」という水場があり、そこから急登になる。少し高度を稼ぐと、背中越しに富士山が見えてくる。残念なことだが、雲に隠れて全景は見えない。1時間遅かった。山の景色は、10:00まで。わかっている事だが、早く起きることが出来ず、最高の景色を見逃してしまう。これは「なまけものハイカー」いつものパターン。
御堂跡を過ぎ、40分ほどで尾根道になる。殿下の山行き時に整備されたのか、真新しい道標がきちっと整備されている。
難易度 ★★
行程時間
(含む休憩)
6時間30分
駐車スペース 池の平に5-6台駐車可能
トイレ なし
登山口 わかり易い
水場 竜の口(林道終点から15分)が最後
帰りの温泉 湯ノ沢温泉(鹿留入口交差点から直ぐ)
お勧め度
峰神社跡で昼食を摂り、山頂へ。
山頂は広いが眺望はない。小さな祠とベンチがある。
山頂から東に下りる斜面にヤマトリカブトの大群落があった。この花を「毒々しい」と言う人もいるが、それは、「この花の根が猛毒を持っており火曜サスペンスに良く使われる」という予備知識を持って見るからであろう。予備知識なしで見れば間違いなく「綺麗な花」である。それにしても、この花は大群落を良く作る。
帰りは、往き来た道を戻る。
山であった人に聞いたのだが、この山は山伏峠から登ると、富士山を楽しみながら登ることができるそうである。今回のコースは富士山を見ることが出来るスポットは数箇所しかなかった。今度登る時は、山伏峠から登りたい。そしてもう少し早く起きよう。
帰り、国道139号線を大月に向かい、壬生駅前から右に折れ、朝日川沿いに県道35号線を走る。これが正解であった。走り易い道で、一気に藤野まで出られる抜け道を発見してしまった。
  ノギク
林道脇に咲いていたノギク。帰って再三調べたが、名前を特定なかった。

ホウキダケ??
ホウキダケの一種。HomePageで調べると美味と書いてある。しかし、有毒の仲間もあり、見分けがつきにくいとも書いてあった。あまりに綺麗な株なので、思わず写真を撮ったが、採って食べなかったのは正しかったか、間違っていたか?往きに写真を撮ったが、帰りにはなくなっていた。誰かが採ったに違いない。

御正体山頂にて
御正体山頂にて