2160m(2171m) 百名山
登山日:2005年8月15日
行程
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前日、四阿山に登り、尻焼温泉に泊まる。尻焼温泉は草津から車で20分のところにある。川の底から湯が湧き出るちょっと変わった温泉。混浴なので、入るのには水着がお勧め。誰でもいつでも無料で入れるので、草津に泊まったついでに寄るのも良いかもしれない。 草津から硫黄の臭いのする国道292号線を白根山に向かう。途中は、毒ガスで危険なため駐車禁止になっている。硫黄の臭いが消えて坂を登りきった所が「白根レストハウス」の大型の駐車場になっていた。 車を置いて、湯釜に向かう人ごみとは逆の南の方向にある逢ノ峰に向かう。木の階段を15分ほどで登りきると、逢ノ峰の山頂になる。山頂は展望所になっており、特に白根山と湯釜が綺麗だ。ここから南側のゲレンデを下る。下りきった所にまた上りのゲレンデがある。こちらのゲレンデのリフトは動いていた。「なまけものハイカー」としては利用しない手はない。短い距離だが、ちょっぴり楽をする。 |
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リフト頂上から10分歩くと、コマクサの群生地に出会った。ここのコマクサは赤い花とピンクの花がある。早速デジカメのシャッターを押す。この花の写真は何十枚も撮っているが、一度として満足な絵が撮れない。花と葉の両方に焦点を合わせたいのだが、全体が小さく、必ずどちらかがピンぼけになってしまう。今回も十枚以上撮ったがあまり納得のいくものは得られなかった。 噴火口の窪地を縫うようにして遊歩道が続く。規模が違うが九州のえびな高原に趣が似ている。途中の展望地からは浅間山が見えた。昨日登った四阿山は頂上が雲に隠れている。北には白根山/本白根山。 鏡池を過ぎた所から雨になり、白根火山ロープウエイ山頂駅に着いた時には土砂降りになってしまった。幸い、ここから白根レストハウスまではシャトルバスがあり、移動する。 最後に雨の中、人ごみの観光客と共に、湯釜に登る。ここを見なくて草津白根山を登ったとは言い難い。つい数年前までは湯釜の池の岸まで行けたようだが、今は遠巻きに眺めるだけ。雨の中で写真だけ撮って、そそくさと駐車場まで戻る。 草津白根山というとみんな湯釜には行くが、これだけではここの十分の一も楽しめない。せめて逢ノ峰に登って欲しい。できれば本白根までの遊歩道を歩き、コマクサを始めとする高山植物を楽しんで欲しいものだ。 |
コマクサの群落 鏡池 このような火口跡がそこかしこにあり、 えびな高原に似ている |
雨の中、湯釜にて |