去年まで冬はオフシーズンだった。今年は夏と変わりのないペースで登り続けている。そこでは今まで見たことのない景色を楽しめる事を知った。そして天気さえ良く、アイゼンさえ用意していれば、意外に雪道でも何とかなる事がわかった。
今回は倉岳山。道志山塊の山だ。道志山塊は、中央線または富士急行線の各駅から直接登れる山が多く、アプローチが容易だ。何処でも富士観望が楽しめるのも特徴の一つ。富士が楽しめる秋から冬がシーズンの山だ。
ただ、特に目立った特長もなく、地味な山塊ではある。
倉岳山/高畑山は大月市が提唱する秀麗富嶽十二景の一座。果たして綺麗な富士が撮れたか。
☆☆感想☆☆
今回のコース、最初から最後まで計15人ほどのハイカーにしか出会わなかった。静かな山行きを楽しむには最適なコースだ。
出会ったのは、鳥沢駅-高畑山-倉岳山-梁川駅と、逆コースを歩く人ばかり。いつもは多くの人に抜かされるなまけものハイカー夫婦だが、今回は2人にしか路を譲らなかった。 |
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倉岳山頂から見た富士 |
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行程
梁川駅 |
9:25 |
登山口 |
9:45 |
立野峠 |
11:40 |
倉岳山頂着 |
12:25 |
倉岳山頂発 |
13:10 |
穴路峠 |
13:35 |
高畑山着 |
14:30 |
高畑山発 |
14:50 |
石仏 |
15:40 |
小篠貯水池 |
16:20 |
鳥沢駅 |
17:05 |
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難易度 |
★★★ |
行程時間(含む休憩) |
7時間40分 |
駐車スペース |
なし |
トイレ |
なし |
登山口 |
わかりやすい |
帰りの温泉 |
なし
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お勧め度 |
★★★ |
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7:00過ぎに家を出て、中央線梁川駅に着いたのは9:15。無人の駅で降りたのはなまけものハイカー夫婦二人だけだった。 |
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駅の目の前の橋を渡り、そのまま素直に南に向かうと、20分ほどで登山口に着く。迷うところはない。 |
道はやや荒れている。倒木が多い。
徐々に雪が増え、標高500mくらいでアイゼンを装着。 |
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登山口から2時間弱で立野峠。今まで北斜面を登ってきたので雪一杯だったが、陽が当る峠より南は、土の道に戻る。 |
峠から尾根道。何度も次のピークが山頂と思っては裏切られる。40分ほどで山頂。今日はここで昼食。 |
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山頂は北面の眺めが良い。上の写真は大月市街とその向こうに見える雁が腹摺山方面。
南面では富士が見えるが、一番上の写真のように枝の間から。葉のある季節にはちゃんとは見えないだろう。 |
山頂からちょっと行くと、南側への急降下になっていた。
次の山、高畑山は倉岳山と標高はさして変わらない。もう一回、同じだけ登らなくてはいけない。
上の写真は穴路峠。ここまで約170m下った。 |
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高畑山では山頂から富士の方向だけ見渡し利く。ここでオヤツのみかんを食べて、北斜面を下る。
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尾根道ではアイゼン無しでも歩けない道でもなかったが、北斜面の下りになれば上の写真のとおり、アイゼン必須。
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1時間半で登山口の小篠貯水池に着く。
登山口から鳥沢駅までは30分以上歩かなくてはいけなかった。 |