御正体山タイトル
幕山625m 南郷山611m 登山日:2013年2月24日

「結構楽しめる山」

冬は海沿いの低山ハイクが定番。梅見を兼ねて湯河原の幕山を登ることにした。
幕山は関東百名山の一座。とは言え、海沿いの山である。朝遅めに登り始めて午前中には降りてしまう山をイメージしていた。ところがどうしてどうして、それなりのハイクは楽しめた。

☆☆感想☆☆
海を望む山はいろいろ登ったが、短いコースで、直ぐ山頂という事が多い。ここは相応の距離があり、標高差も500m近くとれて、それなりに楽しめる。
眺めは悪くない。海を望む風景は単調になりがちだが、目前に真鶴半島、その脇に初島/大島、その先に利島/新島と変化がある。
湯河原周辺はハイキングコースが多く整備されており、他も少し歩いてみたいという気分になった。
真鶴半島と初島と大島
真鶴半島と初島と大島
自鑑水
幕山からの下り 南郷山頂真鶴半島と初島と大島
どっちが近道?? 幕山頂大島と初島
登り道 ゴルフ場と大島
梅林
湯河原梅林入口 無人の野菜売場
登山口 みかん畑を下る道
行程
湯河原梅林駐車場 9:00
湯河原梅林 9:10
幕山山頂着 10:20
幕山山頂着 11:00
自鑑水 11:20
南郷山 11:50
登山口 13:10
湯河原梅林 13:50

難易度 ★★
行程時間(含む休憩) 4時間50分
駐車スペース 湯河原梅林近傍に多数
トイレ 湯河原梅林
登山口 わかりにくい(特に逆コースだと登り口が見つけ難いかも)
帰りの温泉
お勧め度 ★★

   湯河原梅林入口

7:00過ぎに家を出て、トウメイ-オダアツを経て現地に着いたのは9:00前だった。現地には3種類の人がいた。梅林を見に来た観光客。幕山を目指すトレッカー。そして、岩登りをするクライマー。ここは、岩登りの練習場でもあるようだ。

   梅林

梅林の規模はそれほど大きくない。10分もあれば一回りしてしまう。ここを訪れるなら、他の観光も組み合わせて訪れるべきだろう。花は三分咲きだった。

   登り道

梅林を抜けると急に静かになった。観光客もクライマーもここには来ない。

  どっちが近道???


一時間で山頂。上の絵は山頂手前、「幕山 近道 頂上」とある。「右が近道か、左が近道か。」ちょっと突っ込みたくなる道標。

   幕山頂


山頂は程よい広さ。ここで昼食のカップめんを食べていると、ドンドン人が登ってくる。ざっと見て50人はいる。丹沢/奥多摩の人気の山と同じような混み具合だ。

大島と初島

山頂の眺めはなかなか、真鶴半島から初島、大島、その右に利島、新島まで見えている。

  幕山からの下り

幕山山頂から南郷山に向かう。ここから北斜面。道は突然雪道に。

舗装した林道を横切り、5分で、自鑑水(自害水)。

  自鑑水

横に解説があり、石橋山の戦いで敗れた源頼朝がここで自分の姿を写して自害を思いとどまった場所とのこと。この後「鎌倉幕府開運街道」なる道標もでてくる。

  南郷山頂

自鑑水から30分で、南郷山頂。山頂の雰囲気は幕山と似ているが、スペースが狭い。幕山にいた人たちがこちらに押し寄せてきたら座ることも出来なくなりそうなので、早々に下ることにする。2-3分下ったところが冒頭の写真を撮ったところ。今回のコースでは一番眺めが良かった。

  ゴルフ場と大島

下っていくと、ゴルフ場の脇を通るコースに。

  無人の野菜売場

さらに下りるとみかん畑が目立つようになる。さすが、観光地、無人の野菜(ほとんど柑橘系)売場も多い。100mに一箇所はある。

  みかん畑を下る道

こちらはみかん畑の間を下る道。

   登山口

最後の登山口は逆コースを辿るとちょっと見つけ難いかもしれない。小さな道標を見落とさないように。

   嵯峨沢の湯から見た幕山

帰りは、ゆとろ嵯峨沢の湯に寄る。綺麗な露天風呂で、ちょっとお勧め。