東京と埼玉の県境の棒ノ折山に、F氏、M氏、なまけものハイカー夫婦で登った。
この山は棒ノ折山とも棒ノ嶺とも棒ノ峰ともいう。鎌倉時代の武将、畠山重忠が石の棒をついてこの山を越えようとした時、その杖が山中で折れてしまった事からこの名が付いたとか。
この山は東京側の青梅線沿線から登ることもできる。高校時代幾度かこちらから登った。うん十年経っているとはいえ、経験の多いコースを登りたくなかったので、埼玉側から登ることにした。そこには東京側と趣の違う山行きがあった。
☆☆感想☆☆
さわらびの湯を起点とする周回コースを歩いた。往路の白谷沢は一見の価値がある。
幅5mほどしかない狭い谷底を歩く。水量が少ないので歩ける道だ。他ではあまり見ない。ちょっとだが、鎖場もある。
全体にコンパクトだが、奥多摩有数の渓谷道だろう。
ただ、滑りやすいから、下りに使うのはお勧めできない。
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白谷沢の渓谷。登山道はこの谷間を登っていく。 |
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行程
さわらびの湯 |
9:50 |
白谷沢登山口 |
10:15 |
岩茸石 |
11:30 |
棒の折山頂着 |
12:15 |
棒の折山頂発 |
12:50 |
岩茸石 |
13:20 |
さわらびの湯 |
14:50 |
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難易度 |
★★★ |
行程時間(含む休憩) |
5時間 |
駐車スペース |
さわらびの湯 |
トイレ |
さわらびの湯 |
登山口 |
わかりやすい
(逆コースだと登山口がみつけにくい) |
帰りの温泉 |
さわらびの湯
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お勧め度 |
★★★ |
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7:15にF氏にピックアップしてもらい、さわらびの湯についたのは9:45だった。さわらびの湯は駐車スペースがたっぷりある。上はさわらびの湯第3駐車場の様子。湯からちょっと離れている。山登りの基地にしても後ろめたさを感じない。
身支度を整えて、出発。 |
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しばらくは、舗装道。有間ダムを渡り、名栗湖畔を10分強歩くと、登山口に着く。登山口に「白谷の泉」なる、水場がある。水を忘れた人はここで補給しても良いだろう。しばらくは谷沿いの道、補給は後でも良いが...。 |
登山口から20分で沢歩きになる。 |
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ほどなく両岸の岩がせまってきて、深い渓谷を歩く道になる。 |
鎖場もある。20分ほどだったが、一見の価値はある渓谷だった。 |
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沢歩きから別れを告げ。緑のトンネルの道になる。
登山口から1時間15分で岩茸石。ここから、尾根道の急登。息を切らせながら45分で山頂。 |
山頂は広く、北面の眺望が良い。富士周辺の山は、富士の見える方向の木が伐られていることが多い。後で調べてわかったことだが、ここから富士を眺めると御前山が邪魔をしてほとんど見る事が出来ない。富士側の南面でなく北面が拓けているのはそのためか? |
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左の写真の山頂にある桜の木、高校時代に登った時の写真を確認したところ、存在しなかった。
昼食後、下山路につく。岩茸石で往路と別れを告げる。 |
復路は尾根道を降りるコースになる。上の写真は途中にあった展望台のような構造物。
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最後にさわらびの湯の直ぐ下に出る。道標もなくわかりにくいので、逆コースは上の写真の登山口を知らないと歩けないかも。 |