2回目
陣馬山(855m)、景信山(727m)、城山(670m)、高尾山(599m) 登山日:2008年11月23日
「陣馬山-この界隈では最高の眺望。高尾山-ミシュラン以降、違う山になってしまった。」
F氏夫妻との山行き。紅葉を狙って陣馬-高尾を縦走した。4年前に同じコースをほぼ同じ時期に歩いてレポートしたが、今回は印象がまるで違った。 天候に恵まれ、ずうっと富士山を見ながら歩けたので、非常に気持ちの良い山行きを楽しめた。そこで、前回お勧め度で★2つを挙げたが、今回は4つにした。 本当は5つにしたかったが、高尾山がミシュランで3つ★を貰った影響で客層が変わってしまい。マイナスのイメージしか持てなかった。 |
陣馬山山頂の馬のオブジェと富士 |
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行程
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4年前にこの山を登ったときは高尾山で日が暮れてヘッドライトのお世話になった。その時の反省を踏まえて、1時間早く登り始めるセッティングをした。8:30に高尾駅の陣馬高原下行きのバス停に集合。 前は陣馬高原下行きのバスは京王八王子から出ていた。今は高尾駅発になっている。バスは1時間に一本の筈だったが、臨時バス大増発でほぼ15分おきに出ていた。それでも2バス待たないと乗れない状況。F氏夫妻がかなり早く来て並んでくれたたおかげで、やや遅刻した私は少しラッキーした。 30分バスに揺られて陣馬高原下に着く。 |
ここから、陣馬街道を登っていく。狭い車道だが意外と車が多い。素直に和田峠経由で登るつもりだったが、途中に「新コース」の道標があり、車道を外れて左に折れる。 20分ほどで尾根に取り付く。見晴らしは利かないが、木々が赤く染まっており、目を和ませてくれる。紅葉のタイミングはバッチリだった。 少し汗が出てきた頃、陣馬山頂に着く。 |
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山頂は広い。陣馬高原とも言われるくらいだ。展望は360度。丹沢、富士、奥多摩、東京都心、自在に展望できる。南西には富士山。手前の紅葉とマッチして実に気持ちよい。芝生で気持ちよさそうに寝そべっている人もいる。思わず写真を撮りまくる。 昼食も含めて1時間もブラブラしてしまった。 |
陣馬山からは緩やかなアップダウンを繰り返しながら少しずつ高度を下げていく。ハイカーも多い。本格的な格好をしている人からスニーカーにGパンと軽装の人とバラつきの多いのもここの特徴。中には短パンにロングタイツ、細く背中にピッタリくっついているバックパックを身につけて追い越していく人もいる。トレイルランナーだ。 30分強で明王峠。 |
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明王峠からも尾根道だが、ここではピークには巻き道が取り付けられており、苦労はいらない。ピークを回ってもたいしたアップダウンではないが、見晴らしもたいしたこともないので、苦労する気にはなれない。 1時間20分で景信山。 名物のなめこ汁を食べながらここでも30分休んでしまった。 |
景信山から一気に150m下って小仏峠。100m登り返した城山では、陽も傾き、あたりは薄暗くなってきていた。まだ15:00過ぎ、晩秋の山の日は短い。東に目指す高尾山が見える。 「あそこが高尾山。あそこまで行くよ」の説明に、「まだ、あそこまで歩くのかあ」がF氏の感想。安心してください。見た目ほど遠くはありませんから。 |
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城山からの道は人影がまばらになってきた。だいぶ遅くなってきた、これは少々やばいかなと思ったが、ポイントではどうしても時間を使ってしまう。モミジ台で夕景の富士を堪能してしまった。朝の富士は狙えば出会えるが、夕の富士は狙って見られるものではない。ここでも、何枚も写真を撮る。 モミジ台から10分ほど登ると、高尾山頂。 景色が一変する。もう薄暗い山頂に1000人はいるだろう。ハイカーらしき人より、街を歩くような格好の人の方が多い。ハイヒールを履いた人もいる。いきなり原宿に来たのではと勘違いしそうだ。多くの人が富士にカメラを向けていた。もちろん携帯電話で...。 |
こんなところに留まる気にはなれない。1号研究路を高尾山口に向かう。途中からヘッドライトをつける。 ケーブルカー高尾山駅付近で担架で運ばれる人を見た。遭難しようもない高尾山で、遭難が相次いでいると言う。2007年から山岳救助隊も設置されたとか。配置された隊員が可愛そうだ。 ヘッドライトの灯りを頼りに高尾山口に向かう。大変な混雑で、灯りはなくてもどうにかなりそうだ。ただ、山の割には皆、足が速い。こういうところでコケて「遭難」するのかもしれない。 山麓についたのは18:00過ぎ。4年前より1時間近く遅くなってしまった。楽しみだった蕎麦はどの店も閉まっていた。 |