2007年5月に西湖の北にある鬼ヶ岳に登り、素晴らしい富士山を見ることが出来た。その時の感動が忘れられず、同じような方向から富士を見ることが出来る節刀ヶ岳に登ることにした。友人のF氏、最近新横浜に単身赴任してきた山行きベテランのM氏と「なまけものハイカー」夫婦の4人での挑戦。
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節刀ヶ岳山頂からの富士
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行程
駐車地点発 |
10:25 |
大石峠着 |
12:05 |
大石峠発 |
12:30 |
節刀ヶ岳着 |
13:40 |
節刀ヶ岳発 |
14:20 |
大石峠着 |
15:25 |
大石峠発 |
15:40 |
駐車地点着 |
16:40 |
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難易度 |
★★★ |
行程時間(含む休憩) |
6時間15分 |
駐車スペース |
大石峠への登山口 |
トイレ |
なし |
登山口 |
わかり易い |
帰りの温泉 |
河口湖野天風呂「天水」 |
お勧め度 |
★★★★ |
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6:30に横浜市営地下鉄中川駅でF氏、M氏をピックアップ。調布ICから河口湖ICを目指す。秋の紅葉シーズン真っ只中、調布ICから小仏トンネルを抜けるまで2時間もかかってしまった。河口湖の北に回りこみ、大石プチペンション村の奥の林道を2kmほど入ったところに右に戻るような上り坂があり、「大石峠」の道標が立っていた。その手前100mほどのところを左に折れると、車が7-8台停められる駐車スペースがあった。ここまで4時間。運転だけで疲れてしまっていた。駐車にも苦労することを心配していたが、それだけは免れた。
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そそくさと身支度を整え、山路につく。ここの登りは実に歩き易い。急でもなく、緩くもない、ほぼ一定の勾配の坂がずうっと続いている。先頭のM氏はベテランらしく、ほとんど無理のない一定のペースで歩を進めてくれる。
ほとんど息が乱れないまま1時間ほどで「命の水」と呼ばれる湧水に着く。水量が少ないので、枯れることもあるかもしれない。
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さらに10分ほどで、紅葉で色づく木々の間から富士が顔を出してきた。F氏との山行きは、いつも天気が悪い。でも、今日は充分展望を楽しめそうだ。
30分で、大石峠。
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峠は広く草が刈られており、見通しが効く。眼前に河口湖と富士が見える。富士は五合目くらいから下に薄く雲がかかり、雰囲気が出ている。山頂はちょっとだけ雪がかかっている。この時期、八合目くらいから上は真っ白になっている事が多いが、今年は例年に比べて積雪が遅いようだ。
30分弱で昼食を済ませて、節刀ヶ岳に向かう。
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大石峠からはアップダウンを繰り返す道になった。木々の間から、南側に富士/河口湖、北側は南アルプス/八ヶ岳/奥秩父の山が見える。
紅葉の季節ではあるが、この山には赤く色づく葉をつける木が少なく、「色とりどり」とはいかない。ちょっと寂しい。
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アップダウンの最後にちょっときつい登りがあって、それをクリアしたところが金山との分岐。ここを右に行き岩場を越えたところが山頂。
あまり広い頂ではないが、マイナーな山だから混雑することはないだろう。展望は北側は樹木に遮られるが、西に南アルプス、東は丹沢から奥秩父まで、そして南正面に圧倒的な存在感で富士が鎮座する。
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しばらく、景色を堪能して、行き来た道を戻る。帰りの温泉は河口湖の北にある河口湖野天風呂「天水」を選ぶ。綺麗な施設だ。全体に水温が低く、ゆっくり入れる。帰りは、中央高速を選んだが、例によって渋滞に巻き込まれた。二人を送って家に着いたのは12:00を過ぎていた。この辺りからなら東名経由の方が賢そうだ。
今回のコースは、大石峠までの一定勾配の登り、それが飽きた頃、眺望の良い大石峠で一服。そこから、景色を楽しみながらの軽いアップダウンの尾根道、そして最後に富士山を独り占めできる節刀ヶ岳と、コースのバランス、眺望共に文句のつけようがない。「なまけものハイカー」お勧めです。
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