982m、816m 登山日:2006年12月30日
「ニューヨーク万博で紹介された日本一の富士展望地」
行程
戸田の港 達磨山から南を見た絵。どこまでも西伊豆スカイラインが続く |
7:00前に家を出て、東名高速を西に向かい、沼津ICで降りる。12月30日の東名の下りなので帰省ラッシュに巻き込まれる覚悟をしていたが、実際には軽い事故渋滞で10分ほど引っかかった他は極めて順調であった。 沼津から414号線を南下、修善寺から戸田峠に向かう。 戸田峠の駐車場 戸田峠には峠の東西に1箇所ずつ駐車場がある。西側は戸田の港観望用、東側は登山者用に用意されている。50mと離れていないので、どちらに停めても大差はない。上の写真は東側の駐車場。 身支度を整え、案内板の脇のハイキングコースに入る。案内板の脇に「ガイドマップ」を入れたポストが置いてある。各地にある入山届けポストに良く似ているが、その逆である。今回はろくな地図を持っていなかったのでラッキーと手を入れるが、中身は空だった。 ハイキングコースは「伊豆山稜線歩道」と言い、尾根沿いに取り付けられている。道幅は広く、小型車が通れる程度。迷惑なくらい綺麗に整備されている。要所には木の階段が取り付けられている。歩幅の合わない「なまけものハイカーカミさん」は「この階段なくていいのに」と文句を言う。もっとも、なければなかったで、「滑って登れない」と文句を言うに決まっている。 道の脇には、アセビだと思われる低木と笹しかなく、そこかしこで眺望を楽しめる。右側には美しい戸田の港を眼下に見下ろせる。背中には富士が見え隠れする。一息つきたくなると小達磨山の山頂。ここの山頂は狭く、単に尾根道の通過点と考えた方がよさそう。 稜線歩道は15分ほどで西伊豆スカイラインと合流する。100mほど車道を歩いて再度、尾根道に入る。ここに3台ほど駐車可能な退避場がある。「なまけものハイカー」以上のなまけものはここに車を置いても良い。15分ほど急な登りを経て山頂に着く。 達磨山山頂の様子 山頂はそれほど広くないが、360度の展望を楽しめる。足元には西伊豆スカイラインが見え隠れする。南は万次郎岳、万三郎岳を頂点とする天城連山、東は相模灘を経て三浦半島/房総半島、西は駿河湾とその向こうの御前崎、北は箱根の山、南アルプスは3000mの稜線に被った雪が横にたなびく雲のように見える、そしてほぼ真北に駿河湾を挟んだ富士山。 40分ほど眺めを楽しみ、行き来た道を帰る。帰りに「なまけものハイカー」カミさんに、不用意に「金冠山も登っていこうか」と聞いてしまった。カミさんからは色よい返事。あまり登る気はなかったが聞いた以上登らざるを得ない。戸田峠の駐車場の十字路を挟んだ向こうにある登山口から金冠山を目指す。この登山口は金冠山とは逆さまの方向に向かっているのでちょっと間違いやすい。100mほど登ると正しい方向に向かう。20分弱で山頂。電波塔の脇に比較的広いエリアがある。達磨山と同じような眺望。3年ほど前に一度来たが、風が強すぎて直ぐに降りてしまった。今日は穏やかな日和でゆっくり眺めを楽しめる。 10分ほど眺めを楽しみ、戸田峠の駐車場に下りる。 帰りの温泉?まあ伊豆でそれを心配する必要はないだろう。我々は伊豆旅行の途中。今日の宿は弓ヶ浜温泉の「花さと」。 |
金冠山からのパノラマ |
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