(御坂)黒岳1793m 釈迦ヶ岳1641m 登山日:2012年5月20日
「すずらん、若葉、富士」
大月市の高川山から始まり、三つ峠、御坂山、と連なる御坂山地は富士のほぼ真北、黒岳でピークを迎える。ここから真っ直ぐ行くと、節刀ヶ岳、鬼ヶ岳と続く。黒岳から北に分岐する岩尾根に釈迦ヶ岳がある、 手元のハイキングコース案内本でどんべい峠から釈迦ヶ岳をピストンするコースを紹介されていた。これだけでは物足りないので、すずらん群生地を見て釈迦ヶ岳に登る事を考えていた。実際にすずらん群生地に行って、大きなコース案内板を見て、すずらん群生地-黒岳-どんべい峠-釈迦ヶ岳-すずらん群生地という巡回コースを思いついた。程良い距離、変化のあるお勧めのコースになった。 前週は、大菩薩連嶺の黒岳。全くの偶然であるが、2週続けて黒岳に登る事になった。 |
釈迦ヶ岳山頂のお地蔵様と富士 |
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行程
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6:30に横浜市営地下鉄中川駅でF氏をピック。河口湖から芦川に入れる若彦トンネルを経て、現場に入る。このトンネルは2年前に節刀ヶ岳に登ったときは工事中だった。 |
すずらん群生地には、車が数十台は停まれる大きな駐車場がある。ここならそう簡単には満杯にはならないだろう。 駐車場には大きな案内板があり、そのそれを見ているうちに、今回のコースを思いついた。 |
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はじめは、すずらん群生地の見学。例年、5月20日であれば少し白い花が見られるようだが、今年は全くない。白樺の木の下に緑のじゅうたんのよう群生地の奥に登山口があり、すずらん峠に向かう。 |
峠までは北斜面、急でもなく緩やかでもない程よい傾斜の若葉の登り。峠からは眼前に富士を楽しむ明るい尾根歩きになる。残念な事に今日は富士頂上付近に雲がかかっている。 |
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群生地から1時間40分で黒岳。 山頂は広く平だが展望は利かない。山頂から南に数分の所に展望地がある。眼下に河口湖、その向こうに富士が見える。 本日一回目の昼食はここで摂る。 |
黒岳山頂に戻って東に数十m行ったところに、どんべえ峠への分岐がある。ぼけっと歩いていると見落とすかもしれない。注意されたし。 峠までは緩やかな下り、新緑の雑木林を降りてゆく道だった。 1時間弱でどんべい峠。 |
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どんべい峠(正しくは日向坂峠)付近の車道は広く、路駐も難しくない。ここから釈迦ヶ岳をピストンするプランを自分が持っている本で紹介していた。今日も数台の車が停まっている。峠の脇、谷を覗くと軽自動車が落ちていた。かなり古そうな車だ。30年は昔の話だろう。 峠からはほとんどアップダウンのない尾根歩き。このまま。山頂と思いきや、最後に急登が待っていた。ロープのかかる岩登りで、標高差60mくらい稼いで釈迦ヶ岳山頂に着く。 |
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山頂は岩峰の上。完全360度の眺望。冒頭の写真のように御坂山地主脈ごしに富士が見える。東には先週登った大菩薩連嶺、北は甲府盆地。 |
ここからは南アルプス、奥秩父などの山が見えるはずだが、今日の天気ではちょっとムリ。 |
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山頂には2体のお地蔵様がある。ここまでの山旅の無事を感謝して、手を合わせる。 本日2度目の食事を摂り、山を降りる。 |
痩せているが、起伏の少ない尾根道。最後に小さな白い花を見つける。群生地で見られなかったすずらんと思ったが、そうではない。ヒトリシズカかとも思ったが、葉が違った。マイヅルソウでは?(それにしては小さい) どんべい峠の10分手前まで戻って、分岐に入る。急な下りを予想したが、緩やかな下り。 |