普通は、渋沢駅〜渋沢丘陵〜震生湖〜秦野駅と秦野駅〜弘法山〜吾妻山〜鶴巻温泉駅の2つのハイキングコースだが、どちらも3時間弱で終わってしまう。少々物足りないと思い、両方を足してみた。これはどうやら正解だった。
詳しくは本文で見てほしい。
少しウンチク。震生湖のはなし。1923年関東大震災でこの付近は幅約200mにわたって陥没し市木沢(いちぎさわ)がせき止められ誕生した。いろいろなページを見ると「日本で一番新しい湖」というが、これは少々怪しそうだ。長野県王滝村に通称「自然湖」という「地形」があり、こちらは1984年の長野県西部地震でできたもの。川が太くなっているだけとも言えそうだが、規模は震生湖より大きそうだ。 |
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畑越しに見える弘法山 |
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行程
渋沢駅 |
8:45 |
登山口 |
9:05 |
震生湖 |
10:10 |
今泉湧水池 |
11:00 |
弘法山登山口 |
11:45 |
弘法山着 |
12:25 |
弘法山発 |
13:00 |
吾妻山 |
13:45 |
鶴巻温泉 |
14:25 |
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難易度 |
★★ |
行程時間(含む休憩) |
5時間40分 |
駐車スペース |
- |
トイレ |
多数 |
登山口 |
街に入ったら道標はないので地図をよく見て |
帰りの温泉 |
鶴巻温泉
「弘法の里」「大和旅館」「陣屋」 |
お勧め度 |
★★★★ |
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☆☆所感☆☆
距離は長いが、ほぼ平坦で歩き易い。個々には大したことはないが、いろいろなものが楽しめるのがこのコースの特徴。田舎道、湖、湧水池、お花見、普通の山道。そしてアクセサリのようにどこにも桜がちりばめられており、4月初旬には最高級のハイキングコースだと思う。 |
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いつも会社に出勤する時間とほぼ同じ時間に家を出て、8:45に渋沢駅に到着。日曜日の朝、未だ静かな街中を登山口に向かう。丘陵の中腹、民家の脇に登山口を示す道標があった。見逃しそうなので注意した方が良いだろう。 |
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しばらくは舗装道の軽い登り。今回のコースは前述のように2コースの組み合わせだが、前半の渋沢丘陵コースはほとんど車も通れる道だった。 |
道標に従って歩いていくと、田舎の桜道に出る。近々、祭りがあるようだ。しめ縄が結ばれ、のぼりが立てられ、大音量の演歌が聞こえている。
ここからしばらくは民家の間を縫う道になる。ややもすると道を見落としそうになるが、要所にはしっかり道標があり、注意していれば迷うことはなさそうだ。 |
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道は丘陵のほぼ一番高いところを結んでいる。上の絵は丘の上の畑。
そうそうハイカーの姿はほとんどない。老人の散歩を見かけるだけ。後で聞いた話だが、この日は結構ハイカーが歩いていたようだ。ただ、この道を歩くには時間が早すぎたようだ。10:00過ぎにコース前半のハイライト震生湖に着いてしまった。 |
震生湖は湖というよりは池のような存在。井の頭池やよりも小さい。周囲に流れ出る川もなければ、流れ込む川もない。できて100年経たない湖なのに、結構釣り人がいる。狙いはバスとヘラブナのようだ。 |
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震生湖から離れたところで道標を見失ってしまった。といってもあまり心配はない。地図さえあれば道がわからなくなるような所ではない。その地図で見つけた今泉湧水池を目指す。 |
湧水池は民家に囲まれた大きな池。公園として綺麗に整備されている。桜がとても綺麗。
この後、コースの後半。市街地を歩き、ノジマ電器の前、「弘法山公園入口」から山に入る。 |
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10分ほど登って山上へ。山上は桜が満開。あちこちで宴会が開かれていた。ここから弘法山山頂まで30分弱、桜が途切れることはなかった。うーん、神奈川を代表する花見スポットだけのことはある。 |
途中、会社の上司に会う。過去、山で知っている人にあったのははじめてだった。後で聞いたのだが、この日私を見かけたという同僚がいた。この付近は、わがR社社員の密度がムチャクチャ濃いいようだ。 |
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山頂では、「野菜重量挙げ?」などいろいろな催しが開かれ、甘酒が振舞われていた。雨が降りそうになってきた。昼食を急いで食べて先へ進む。 |
弘法山からは普通の山道になる。ようやっといつものハイキングの雰囲気。ちょっと心が落ち着く。 |
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善波峠からは3週間前に歩いた道に合流。木の間から志村けんのバカ殿に出てくるようなお城が見える。たぶんラブホテルだろう。 |
弘法山から45分で吾妻山に着く。山の謂れを説明した案内板があり、「日本武尊が、なき弟橘比売(弟と書いてあるが妃)を偲ばれ「あずま・はや」と詠まれた場所がこの吾妻山だと伝えられています。」とある。同じ話はここから少し南、二宮の吾妻山にもある。日本百名山の一つ、群馬の四阿山(あずまやま)にもあった。まあ深く追求しないでおこう。 |
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吾妻山からは桜の坂道。坂を下りきって、東名高速をくぐると鶴巻温泉に。日帰り温泉の「弘法の里の湯」に入る予定だったが、混んでるといわれ、近くの大和旅館に変更。ゆっくり汗を流して帰途に着く。 |