御正体山タイトル2956m 百名山  登山日:2013年7月20-21日

「初めての山泊まりに最適な場所」

友人に初めて山泊まりに連れて行くにはこの山が一番。と教わった。
理由は
 「手軽に登れる3000m級」
 「日帰りが容易にできる山なのに山小屋が多い」(比較的空いている小屋泊まりができる)
 「大規模なお花畑がある」
の3つ。尾瀬を除けば小屋泊まりをしたことのない山友達とこの山を訪れた。メンバーはF氏夫婦、M氏夫婦、I氏、N氏とナマケモノハイカー夫婦の8人。


☆☆感想☆☆
ロープウエイのせんじょうじき駅は既に森林限界を越えている。高山歩きの一番楽しいところだけを歩ける山行き。確かにはじめての山泊まりには最適かもしれない。頂上小屋キャンプ場でテント泊も良いかもしれない。
ただ、思った以上に混んでいて、山荘は満員だった。そこは計算外。
木曽駒ヶ岳山頂から見た宝剣/空木/南駒ヶ岳
木曽駒ヶ岳山頂から宝剣、空木、南駒ヶ岳
ミネズオウコマウスユキソウ
シナノキンバイ
ミヤマキンバイ
行程
一日目
せんじょうじきロープウエイ駅 12:30
乗越浄土 14:15
天狗荘着 14:30
天狗荘発 15:25
宝剣岳 15:45
天狗荘着 17:05
二日目
天狗荘発 3:20
木曽駒ヶ岳着 4:20
木曽駒ヶ岳発 5:15
天狗荘着 6:25
天狗荘発 7:30
せんじょうじきロープウエイ駅 8:55

難易度 ★★
行程時間(含む休憩) 一日目:2時間25分
二日目:4時間30分
駐車スペース 菅の台バスセンター
トイレ せんじょうじきロープウェイ駅
各小屋
登山口 わかりやすい
帰りの温泉 こまくさの湯
お勧め度 ★★★★

雪渓あるき

07:00にM氏に自宅で拾ってもらい、中央高速を駒ヶ根へ。ケーブルカーせんじょうじき駅に着いたのは12:30。
いきなり残雪歩き。

くろゆり

千畳敷は高山植物の展示場のようなところ。上はクロユリ。
宝剣岳は、まさしく宝剣の形。
宝剣岳
八丁坂の登り

八丁坂の登り。写真ではイメージし難いが、U字谷を登るだけあってかなりの急登。
イワベンケイ

イワベンケイ
乗越浄土

八丁坂を登りきったところが乗越浄土。急登からいきなり平らな場所に。登りきった瞬間、ここは本当の浄土にしか見えなかった。

宝剣山荘付近から見た宝剣岳

今日の泊まり、天狗荘に荷物を置いて、オプションツアー。有志だけで宝剣岳へ。右の岩は人の顔に見える。

まもなく宝剣山頂

まもなく宝剣岳山頂。
山荘から山頂までの往復ならそれほど危ないところはない。難しいのは山頂から極楽平までか?

山頂で記念撮影

山頂で記念写真。


ご来光を待つ人たち

二日目は3:20に天狗荘を出て、木曽駒ヶ岳山頂でご来光を狙う。
上の写真は八ヶ岳方面に上がる太陽を待つ人たち。

南アルプス越しの富士


富士山は南アルプス越しに見える。

ご来光を待つ人たち

ご来光を待つ人たち
朝日に映える御嶽山

山頂から見た朝日に映える御嶽山。数少ない3000m超級の独立峰。流石にカッコいい。
木曽駒ヶ岳と頂上小屋

帰りには、山頂から東に下り、お花畑を楽しむ。ミネズオウ/アオノツガザクラ/ミヤマダイコンソウ/コイワカガミ/チングルマ、そしてこの山の特産、コマウスユキソウ

宝剣山荘/天狗荘と宝剣岳

宝剣山荘/天狗荘と宝剣岳

天狗荘から乗越浄土ごしに見える富士山

天狗荘から乗越浄土ごしにみえる富士山

乗越浄土から千畳敷を見下ろす

乗越浄土から千畳敷を見下ろす。写真にするとイマイチ迫力に欠けるが、断崖絶壁のくだり。

コバイケイソウの群落

コバイケイソウの群落。今年は前に来たときより少ない。年によって当たりはずれがあるようだ。
右は池に写る「さかさ宝剣」。
さかさ宝剣
ソースカツ丼

下界に戻って「コマクサの湯」で汗を流し、近くの明治亭でソースカツ丼。そのボリュームにビックリ。完食を諦めた人もいた。