御正体山タイトル 924m 百名山 登山日:2010年5月2日

「登っても眺めても楽しめる山」

開聞岳はほぼ独立峰。しかもどこから見てもほぼ同じ富士山型をしている。海からそのまま突き出ているのもあまりない特徴だ。
登山道もユニークだ。北から時計回りに登ってゆき、360度回って山頂に着く。この間、道は山頂近くを除いてほぼ一定勾配。
これらの特徴のため、登ってみるといろいろな事がわかり易く楽しめる。まずは植生の変化。土質の変化。そして、360度の眺め。まるで理科の教材のような山だ。

              行  程
登山者用駐車場 8:40
五合目 9:40
山頂着 11:25
山頂発 12:15
五合目 13:35
登山者用駐車場 14:30

☆☆所感☆☆
なんと言っても山頂から見下ろした箱庭のような風景が魅力。山を知らない人も一度は登って見て欲しい。
もちろん、長崎鼻や池田湖から眺める事も忘れずに。
だが、春は春霞はかかって、あまり良い景色を見る事が出来ない。九州の山全般に言えることではあるが...。
長崎鼻から見た開聞岳
長崎鼻から見た開聞岳

難易度 ★★★
行程時間(含む休憩) 5時間50分
駐車スペース かいもん山麓ふれあい公園に大規模な登山者用駐車場(百台以上駐車可)
トイレ 駐車場のみ
登山口 わかりやすい
帰りの温泉 指宿温泉他周囲に多数
お勧め度 ★★★★

   芝生の駐車場と開聞岳

前日は指宿に宿をとり、8:00過ぎにチェックアウト。かいもん山麓ふれあい公園にある駐車場に車を停める。芝生の駐車場(という事は臨時?)でかなり規模が大きい。正面にこれから登る頂が見える。

   登山口(二合目)

10分ほどアスファルトの道を登って登山口に着く。ここが2合目。人気の山だ。次々と人が入っていく。

   暗い樹林帯の道

最初は暗い樹林帯。道も土の道で歩き易い。五合目くらいから時々遠望が利くようになる。長崎鼻が眼下に見える。

  七合目付近から見た長崎鼻

六合目くらいから石が大きくなり、七合目過ぎからは岩場になった。同時に木が低くなる。

  救助第三ポイント

時々、「救助第○ポイント」なる、立て札がある。

   西側の海岸線

はじめ東にある長崎鼻が見えていたが、高度が増すにつれ南の海しか見えなくなり、やがて西の海岸が見えるようになった。らせん状に取り付けられた登山道ならではの変化だ。
北の池田湖が見れるようになったら山頂。

  山頂の様子

さして広くない山頂が、だだ混みだった。

  岩に座って休憩

食事を摂ろうにもスペースがなく、立って食べている人もいる。
  遠くに見える池田湖 なまけものハイカー夫婦はやっとスペースを見つけたが、バーナーで湯を沸かすスペースはなかった。
岩の上にのっかりスペースを確保している人もいる。これが結構絵になる。
山頂からの眺めは他とちょっと違う。山の重なり、遠方の峰々を楽しむのが普通だが、ここでは眼下に見える箱庭のような森、畑、村を楽しむ。箱庭に良く出来たアクセントがあるのも良い。丸い鰻池、ちょっと離れた池田湖がそれだ。このj風景が開聞岳の最大の魅力。
ただ今日は春霞の関係で、あまりすっきりした絵にはならない。
ゆっくり食事を摂って、行き来た道を下山する。ここではサブコースを選択する余地はない。作ってもこのらせん状の登山道に勝るコースになることはないだろう。

★★ちょっとウンチク★★
開聞岳の標高は2001年に924mから922mに変更されている。この事は様々なところに記載されている。以下は、Wiki Pediaの抜粋。
「かつては開聞岳の標高は、1895年(明治28年)に山頂に設置された三角点の標高から922 mとされていた。しかし登山者などからの「そばの岩の上の方が標高が高い」という指摘により、2001年(平成13年)7月に国土地理院が調査を行って、公式の標高が924 mに修正された。」
ウソは書いていないが、解説がないと、「地形図の開聞岳の標高が間違っていて2001年に修正された」ように思えるが、事実はちょっと違う。国土地理院のHomePageには本件に関して「国土地理院は、ホームページで公表している「日本の山岳標高一覧−1003山−」のうち、・・・開聞岳の最高地点の標高などを(2001年)8月8日に訂正しました。」とある。その「日本の山岳標高一覧」では、各山の標高が載っており、ほとんどが三角点を基準にしているが、開聞岳は基準を「測定点」とし、備考欄に「二等三角点「開聞岳」の標高として922.2m」としている。
これを見てもわかるように、山の標高とその名前を冠した三角点標高は異なっている。だから今でも25000分の一地形図には開聞岳922.2mと記載されている。地形図に書かれているのは二等三角点「開聞岳」の標高なのである。2001年に修正されたのは「日本の山岳標高一覧」なのである。
下の写真の左は1997年にこの山を登ったときに記念バッチ、右は今回(2010年)のバッチ。標高はしっかり修正されていた。
1997年の登山バッチ   2010年の登山バッチ