開聞岳はほぼ独立峰。しかもどこから見てもほぼ同じ富士山型をしている。海からそのまま突き出ているのもあまりない特徴だ。
登山道もユニークだ。北から時計回りに登ってゆき、360度回って山頂に着く。この間、道は山頂近くを除いてほぼ一定勾配。
これらの特徴のため、登ってみるといろいろな事がわかり易く楽しめる。まずは植生の変化。土質の変化。そして、360度の眺め。まるで理科の教材のような山だ。
行 程
登山者用駐車場 |
8:40 |
五合目 |
9:40 |
山頂着 |
11:25 |
山頂発 |
12:15 |
五合目 |
13:35 |
登山者用駐車場 |
14:30 |
☆☆所感☆☆
なんと言っても山頂から見下ろした箱庭のような風景が魅力。山を知らない人も一度は登って見て欲しい。
もちろん、長崎鼻や池田湖から眺める事も忘れずに。
だが、春は春霞はかかって、あまり良い景色を見る事が出来ない。九州の山全般に言えることではあるが...。 |
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長崎鼻から見た開聞岳
難易度 |
★★★ |
行程時間(含む休憩) |
5時間50分 |
駐車スペース |
かいもん山麓ふれあい公園に大規模な登山者用駐車場(百台以上駐車可) |
トイレ |
駐車場のみ |
登山口 |
わかりやすい |
帰りの温泉 |
指宿温泉他周囲に多数 |
お勧め度 |
★★★★ |
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前日は指宿に宿をとり、8:00過ぎにチェックアウト。かいもん山麓ふれあい公園にある駐車場に車を停める。芝生の駐車場(という事は臨時?)でかなり規模が大きい。正面にこれから登る頂が見える。 |
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10分ほどアスファルトの道を登って登山口に着く。ここが2合目。人気の山だ。次々と人が入っていく。 |
最初は暗い樹林帯。道も土の道で歩き易い。五合目くらいから時々遠望が利くようになる。長崎鼻が眼下に見える。 |
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六合目くらいから石が大きくなり、七合目過ぎからは岩場になった。同時に木が低くなる。 |
時々、「救助第○ポイント」なる、立て札がある。 |
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はじめ東にある長崎鼻が見えていたが、高度が増すにつれ南の海しか見えなくなり、やがて西の海岸が見えるようになった。らせん状に取り付けられた登山道ならではの変化だ。
北の池田湖が見れるようになったら山頂。 |
さして広くない山頂が、だだ混みだった。 |
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食事を摂ろうにもスペースがなく、立って食べている人もいる。 |
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なまけものハイカー夫婦はやっとスペースを見つけたが、バーナーで湯を沸かすスペースはなかった。
岩の上にのっかりスペースを確保している人もいる。これが結構絵になる。
山頂からの眺めは他とちょっと違う。山の重なり、遠方の峰々を楽しむのが普通だが、ここでは眼下に見える箱庭のような森、畑、村を楽しむ。箱庭に良く出来たアクセントがあるのも良い。丸い鰻池、ちょっと離れた池田湖がそれだ。このj風景が開聞岳の最大の魅力。
ただ今日は春霞の関係で、あまりすっきりした絵にはならない。
ゆっくり食事を摂って、行き来た道を下山する。ここではサブコースを選択する余地はない。作ってもこのらせん状の登山道に勝るコースになることはないだろう。 |