青森の百名山、岩木山と八甲田山を登ろうと決めたのは出立の3日前だった。
8月の最終週、職場は東日本大震災の後の節電対応の影響で第2夏休みになった。ところが、この週、秋雨前線と南から迫る台風の影響でどう見ても天候は思わしくない。半分、ゴロ寝夏休みを覚悟していた。良く見ると前線の北側に入る北日本は天候が安定しそうだと気がついた。
8月28日、去年全通した東北新幹線で新青森、そこから在来線で弘前に入り、市内観光して駅前のビジネスホテルに入る。ここでようやく翌日の岩木山登山コースを決めた。
<所感>
八合目からは、森林限界を超え、アルプスのような岩登りの急登を楽しめる。一般の人もここまでは車で簡単に来れてしまうので、気楽に登ろうとすると痛い目にあうだろう。 |
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岩木山八合目から見た頂上 |
行 程
嶽温泉 |
8:20 |
岩木山八合目 |
11:05 |
鳥海山噴火口脇 |
12:20 |
岩木山頂着 |
13:15 |
岩木山頂発 |
13:55 |
リフト頂上乗場 |
14:30 |
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難易度 |
★★★ |
行程時間(含む休憩) |
6時間10分 |
駐車スペース |
嶽温泉(20台)、岩木山八合目(50台) |
トイレ |
嶽温泉登山口、岩木山八合目、岩木山頂 |
登山口 |
わかりやすい |
帰りの温泉 |
嶽温泉、他 |
お勧め度 |
★★★★ |
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朝、弘前バスターミナルから7:10の嶽温泉行バスに乗る。「嶽温泉前」に着いたのは1時間後。ここは小振りだが整った温泉街だった。山のホテルの左脇の鳥居が登山口。鳥居の脇には岩木山頂が見える。 |
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しばらくは緩やかな登り。ただ非常に滑り易い道だ。ここを下りには使いたくはない。時間があれば嶽温泉までピストンで下りてくるつもりだったが、この時点で諦める。 |
麓からほとんど眺望は利かない。ようやく見晴らしが利くようになったのが八合目。ここは津軽岩木スカイラインの終点。大規模な駐車場があり、その脇からリフトが登っていく。20分ほど大休止の後、リフトの脇の登り口から頂上を目指す。 |
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40分で鳥の海火口。ここからは石のゴロゴロした道になる。 |
八合目まで車で登り、さらにリフトで標高を稼げるため、スカートで登る人もいる。ところが、リフトの後がハードな山だ。這って登るような急登もある。
上の写真は山頂と「夢のカプセル1625埋蔵地」の標柱。(ところで、何が埋まっているのだろうか?)
鳥の海火口から50分ほどで山頂。 |
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山頂にはいろいろな物があった。岩木山神社奥宮、避難小屋、トイレ、大町桂月の歌碑、三角錐の山頂標識。
生憎、下界を見下ろせるような天気ではなかった。独立峰である。天気が良ければ素晴らしい展望だろう。
帰りは、リフト頂上まで戻り、、リフトで下りる。さらに8合目からはバスを使った。バスは日に数本しかない。時刻を確認しておく事を勧める。
弘前まで戻って、レンタカーで今日の宿、酸ヶ湯に向かう。
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