1999年にこの山に登った。岩峰の鋭さ、360度の眺めに「さすが西日本第一の高峰」と感動した。あの感動をもう一度と、2011年のゴールデンウィークにこの山を登った。
前回は石鎚登山ロープウエイから登り、弥山を経て土小屋に下りたかが、今回は単純にロープウエイからのピストンにした。
当日は残念な事に、雨で視界.がまるで効かなかったため、この山の良さの半分も味わえなかった。 |
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12年前に登った時に撮った弥山から見た天狗岩 |
行 程
ロープウエイ山頂成就駅 |
9:20 |
成就 |
9:40 |
夜明峠 |
11:15 |
二の鎖元 |
11:45 |
石鎚山頂着 |
12:30 |
石鎚山頂発 |
13:10 |
二の鎖元 |
13:40 |
夜明峠 |
14:00 |
成就 |
15:20 |
ロープウエイ山頂成就駅 |
15:35 |
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難易度 |
★★★★ |
行程時間(含む休憩) |
6時間15分 |
駐車スペース |
ロープウエイ山麓下谷駅近くに有料駐車場 |
トイレ |
ロープウエイ山頂成就駅、成就、石鎚山頂小屋 |
登山口 |
わかりやすい |
帰りの温泉 |
ロープウエイ山麓下谷駅付近にあり |
お勧め度 |
★★★★ |
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<所感>
流石に西日本の最高峰。5月でもアイゼンが欲しくなるほど雪が残っていた。アイゼンは必要な時に持ってない事が多い。多少とも可能性があれば持って歩く方が無難だ。 |
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今回は、尾道-湯浦(愛媛)-石鎚山-琴平-祖谷-剣山-岡山と、瀬戸内海を一周するような旅行を企図。
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旅行一日目、尾道で左のような面白い物を見つける。大きな岩に鎖場があり、「石鎚山鎖修行」とある。少々難しそうだが、石鎚山登山の肩慣らしに登ってやろうかと思った瞬間、小学生とおぼしき女の子が軽々登っていってしまった。「まあここでおれの実力を披露するまでもないか。ハッハッハッ。」
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実際の石鎚を登ったのは旅行三日目。天候は生憎で、ロープウエイ登った時。よほど中止しようかと思ったが、関東からここまではめったに来られるものではない。思い切って決行。
ロープウエイ頂上駅から軽いつづら登りで、成就につく。 |
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成就には石鎚神社本殿があり、その脇に左の写真のような門がある。ここが登山口だ。今日の山行きの無事を祈って山門をくぐる。
20分ほど緩やかな下りで、八丁に着く。ここから登り。
八丁から50分ほどで前社ヶ森。ここに最初の鎖場がある。巻いて避けることもできる。12年前には挑戦した。登ると眼前に石鎚の峰が見え、壮観だった。ただし、登りも下りも難しい鎖場なので、それなりの覚悟は必要。 |
前社ヶ森から20分ほどで、森が切れ、クマザサの原に出る。夜明峠だ。名前の謂れは知らないが、急に明るくなり夜明けのような感じ。 |
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さらに30分で、二の鎖。ここから坂が急になると同時に残雪が目立ち始めた。油断をすれば滑落してもおかしくない。「アイゼンを持ってくれば良かった」とちょっと後悔。そう言えば12年前、季節は秋だったが、同じ二の鎖から雪に苦労した。
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二の鎖、その次の三の鎖もあったが、この雪ではどうしようもない。鎖場を避けて山頂を目指す。この山は、鎖場を避けるルートが常に用意してある。他の山では安全に登るためのルートでしかない鎖場が、この山では修行の場になっている。45分で山頂。
山頂は、濃い霧に包まれ、何も見えない。本来なら目の前に一番上の写真のような天狗岩が見えるのだが...。
天狗岩を目指した、九州百名山を完登したという人が、直ぐに引き返してきた。とてもじゃないが、ここから先は無理のようだ。 |
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頂上で暖かいスープとオニギリを食べて、行き来た道を戻る。
悔しいかな、天気は徐々に回復し、成就に戻る頃には綺麗に山頂が見えるようになっていた。今、頂上に立てば、気持ちの良い景色が見られるだろうに。
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