カタクリの花を見たくて、インターネットの検索サイトで「奥多摩」「カタクリ」でヒットさせたところ、真っ先にこの山が出てきた。季節も4月の中下旬が見頃とあった。便利な世の中になったものである。 「なまけものハイカー」が始めてこの山に登ったのは30年前、その頃は奥多摩周遊道路がなかったので、それなりにハードな山登りであった。今では道路のおかげで、標高1100mから標高差300mのお手軽登山ができるようになってしまった。便利な世の中になったものである。 |
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奥多摩周遊道路、月夜見第2駐車場から 見た御前山 |
行程
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奥多摩周遊道路月夜見第2駐車場 小河内峠から20分ほどのピークからの眺望三頭山方面。その横に富士山が見えているが、写真にして見えるような状態ではなかった。 この写真は御前山まであと5分というところで撮影。こういう写真が撮れるポイントは2箇所しかなかった。 |
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奥多摩周遊道路はきちんと要所に駐車場が用意されている。月夜見山第2駐車場はその中でも規模の大きい駐車場で、40台くらいの車が止められ、仮説トイレが6基ほどある。きれいなトイレである。でも、この駐車場に着いた時には車はほぼ満杯であった。奥多摩周遊道路は往来が多く、センターラインに仕切りがあるので路駐はできない。車で来る時には注意が必要である。 駐車場から、いきなり標高差100mほどの下りになる。その後、ゆったりとした気持ちの良い尾根道が続く。右が檜の人工林、左が広葉樹の自然林となっている。その後、小河内峠まではゆるやかな上り下りが続く。左に奥多摩湖が見え隠れする。背中には奥多摩有料道路を走るバイクの轟音が聞こえてくる。 小河内峠から少し歩くと、今回のお目当てのカタクリのお花畑になる。でも、一週間ほど早かったようだ。花はまばらで、良く写真で見るような斜面いっぱいに咲いているというような絵は見られない。この花は桜とほぼ同時に咲き、ほぼ同時期に終わると聞く。花期が短いのである。結局、今回の山行きでもこの花が10本以上まとまって咲いている場所は2箇所しかなかった。 小河内峠から20分ほどで右へ巻く道と尾根道に分かれる。尾根道は急登であるが、登り切ると眺望は格別。御前山山頂は眺望が効かないので、今回のコースで最も眺望を楽しめる箇所である。三頭山が正面に見え、その左、春霞の向こうに微かに富士山が見えている。この季節に富士の眺望を期待するのが無理なのだろう。 一休みして、惣岳山に向かう。惣岳山からは、奥多摩湖方面から登ってくる人も合流するので往来が増える。20分も歩けば御前山山頂。ぽつぽつとカタクリの花が見える。 御前山山頂は見晴らしが効かない。でも大変混み合っている。東京都山岳連盟自然保護委員会の人たちが「さわやかトイレ持ち帰り運動」のパンフを配り、アンケートを実施していた。 帰りは、行き来た道をそのまま戻る。 |
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御前山山頂の風景 |
帰りの尾根道 |
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