越後駒ヶ岳(魚沼駒ヶ岳)2003m 百名山 登山日:2014年10月12-13日

「遅く出て、ゆっくり歩いて、山頂の景色を独り占め」

秋は北関東国境沿いの山を登るのに最適な季節と思っている。ここには、頂に湿原を抱いた山が多数あり、この時期燃えるような草紅葉を楽しめる。一昨年、会津駒ヶ岳、苗場山、去年は巻機山に登った。今年はもう少し北、越後駒ヶ岳に登ることにした。

☆☆感想☆☆
枝折峠からのピストンだった。地図上のコースタイムは往きが6時間20分、帰りが4時間50分で、ナマケモノハイカー夫婦の足ではリスクも大きいと考え、避難小屋泊まりとにした。実際には休憩を含めて、往きが6時間45分、帰りが4時間55分かかった。いつも1.2倍くらいかかるナマケモノハイカー夫婦にしては、かなり速い時間である。どうも地図上のコースタイムが少々長めに設定されているようである。
避難小屋の親父にこの事を聞いてみた。何でも、ここ10年でコースが大幅に整備されたようで、昔より歩き易くなった為、かかる時間が短くなったとか。そう言えば「平成二十何年施工」と書いた木道を多数見た。「ぬかりみあり」と地図に載っていた道に、それらしき所がなかった。
おかげで、この山は日帰りする人が圧倒的に多くなったようだ。ナマケモノハイカーと同じように避難小屋かテントに泊まった人は20人前後、同じ日に、その数倍の人が日帰りしていた。
一泊を前提にスケジュールを組んだので、出発が遅かった。そしてゆっくり歩く。おかげで、山頂に着いたのは一番最後。陽の傾いた山頂で、素晴らしい山景を独り占めできた。みんな競うように登り、慌てて下りてゆくが、ゆっくり歩く方が得になる事もあるのだ。早く歩けない人の独り言。
越後駒ヶ岳山頂から中岳、巻機山方面
山頂から見た、中岳、巻機山方面。

行程
一日目
枝折峠駐車場 9:05
明神峠   9:50
小倉山着 12:00
小倉山発 12:30
百草の池 13:35
駒の小屋 15:30
越後駒ヶ岳山頂着 15:55
 越後駒ヶ岳山頂発  16:25
 駒の小屋  16:45
二日目
駒の小屋 6:20
百草の池 7:15
小倉山 8:05
六合目 9:40
明神峠 10:15
 枝折峠駐車場 10:50 

難易度 ★★★
行程時間(含む休憩) 一日目:7時間40分
二日目:4時間30分
駐車スペース 枝折峠駐車場に40台くらい
トイレ 枝折峠駐車場、避難小屋
登山口 わかりやすい
帰りの温泉 湯之谷温泉
お勧め度 ★★★★

枝折峠の様子

20台ほどの駐車エリアと、道沿いの駐車スペースがあり、40台ほど駐車可能。9:00に峠に着いたが、停めるのに少々苦労する。

荒沢岳

荒沢岳。なかなか格好良い。

越後駒ヶ岳と中ノ岳

快晴。これから登る越後駒ヶ岳、その先に中ノ岳が見える。

明神峠から見た越後駒ヶ岳

ピッタリ紅葉の季節

小倉山まで2分の分岐点

ゆっくり昼食を摂ってたら、続々、日帰り組が下りてくる。
「これから登られるんですか?」「は、はい」

百草の池

百草の池

山頂の様子


山頂に着いたのは、16:00少し前。最後のハイカーが下りるところだった。後は、絶景を独り占め。

八海山


夕景の八海山

避難小屋へ下る道


避難小屋に下る道
  
山頂からは関東県境の百名山が一望

駒の小屋

駒の小屋。元は測候所とか。鉄塔と風力計はその名残とか。

風力計


風力計はプロペラと尾翼に雷が落ちてなくなっていた。

翌朝、雲海をながむ。


遠くに見える雲海

避難小屋からの下り

避難小屋からの下り

きれい

小倉山より


小倉山から
 イワカガミ

イワカガミが生き残っていた
   越後駒ヶ岳

山頂と紅葉
   枝折峠の様子

台風来襲近し! 車は我が愛車一台だった。