阿蘇山ロープウエイ「かこうにし」駅から高岳まで往復した。
当初、仙酔峡ロープウエイ「かこうひがし」駅から中岳経由で高岳を目指すコースも考えていたが、「かこうひがし」-中岳間は現状、通行止めになっていた。
今回のコースは2003年の元旦に歩いた事がある。その時、完全に道に迷ってしまった。このコースは他の山にあるような木段や石段はほとんどない。自然のままとも言えるが、全く整備できていないとも言える。草もほとんどないので、何処でも歩けてしまう。複数の火口を有する火山のため地形は複雑。雪の中視界が利かず、踏み跡も雪がしっかり消してくれていた。まともな地図もなく、コンパスもない状態で、ちゃんと帰れるかどうか、不安を覚えた記憶がある。
今回も霧の中の山行きだった。前よりも暖かくはあるがシチュエーションはあまり変わらなかった。
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砂千里、火星のような風景 |
行 程
砂千里駐車場 |
9:00 |
中岳 |
10:30 |
高岳着 |
10:50 |
高岳発 |
11:00 |
中岳 |
11:20 |
砂千里駐車場 |
12:40 |
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難易度 |
★★★ |
行程時間(含む休憩) |
3時間40分 |
駐車スペース |
砂千里駐車場(20台ほど) |
トイレ |
阿蘇山ロープウエイかこうにし駅 |
登山口 |
わかりやすい |
帰りの温泉 |
多数 |
お勧め度 |
★★ |
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<所感>
高度差400m、ゆっくり歩いても4時間弱で往復可能。軽いコースと侮ってひどい目にあったのが2003年。冒頭にも書いたように何処でも歩けるから油断すれば簡単にコースを外れてしまう。しかし、道は歩き易く、歩くのに苦労はしない。地形も変化に富んでおり、天気さえ良ければ快適な山行きが楽しめるだろう。 |
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ロープウエイかこうにし駅前の駐車場に車を置いて身支度を整えていると、警備員が寄ってきて「この駐車場は噴火が活発になると閉鎖する。別に100mくらい下ったところに駐車場があるのでそちらに停めて下さい」と、指示された。 |
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観光客に混じって火口の写真を撮り、指示通り、100m下りた駐車場に移動。
登山者用の駐車場は砂千里の前にあった。20台ほど停められるスペースがある。今度こそ身支度を整えて、出発。 |
霧の中を歩く山行きとなった。2003年の時と同じで見通しはまるで利かない。ただ、ルートにはベタベタに黄ペンキでルートが標されていた。間違えそうな所には「この先行き止まり」との立て札もある。
「かこうにし」には多数の観光客がいる。中国語、韓国語も横で聞こえた。
しかし、真面目な登山を楽しむ人はほとんどいないようだ。超有名な阿蘇のメイン登山ルートでも人影はまばらだった。 |
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その中で西洋の外人さんは妙に多かった。すれ違った1/3は青い目をしていた。中岳への道も聞かれた。道標には全て英語も加えておいた方が良いだろう。
帰りは今回も道をロストした。幸い、ゴール間近、砂千里に入るところだったので苦労はしなかった。 |