ご存知の方も多いと思うが、赤城山という山はない。「赤城山」とはいくつかの山の集合体である。今の言葉なら「赤城山塊」とか「赤城山地」というのが正しいかもしれない。それでも深田久弥は「赤城山」を日本百名山のい一つに挙げた。同じようなケースは数例ある。丹沢山。同名の山はあるが、深田久弥は丹沢山塊を百名山に挙げた、九重山。ここは久住山を主峰とする山塊を一つに挙げた。
赤城山の主峰、黒檜山には15年ほど前に登った事がある。その時は何の予備知識もなく登って、ずいぶんツツジが綺麗なところだなと思って下りてきた。あとでここがツツジの名所と知った、実に運の良い山行きだった。
その時の印象が忘れられず、今度はツツジを狙って、この山に登った。5月の半ば、最適のタイミングのはずだった。F氏夫婦となまけものハイカー夫婦、4人の山行き。
☆☆感想☆☆
ツツジを狙って登ったが少々早かったようだ。見られたのはアカヤシオがパラパラ咲いているだけだった。 |
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黒檜山中腹から見た大沼 |
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行程
赤城公園ビジターセンター |
10:00 |
赤城神社 |
10:25 |
黒檜山登山口 |
10:35 |
黒檜山頂着 |
12:15 |
黒檜山頂発 |
13:10 |
駒ヶ岳着 |
13:55 |
駒ヶ岳発 |
14:10 |
覚満淵 |
15:05 |
赤城公園ビジターセンター |
15:30 |
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難易度 |
★★★ |
行程時間(含む休憩) |
5時間30分 |
駐車スペース |
赤城公園ビジターセンターから黒檜山登山口まで数ヶ所あり |
トイレ |
赤城公園ビジターセンター他大沼湖畔には多数あるが、山道にはなし |
登山口 |
わかりやすい |
帰りの温泉 |
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お勧め度 |
★★★ |
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10:00前に赤城公園ビジターセンターに到着。ここは大沼沿いに多数の駐車場があり、駐車スペースには困らない。ビジターセンターの駐車場は登山口からは遠いが、覚満淵に近く、最後の散策も考慮して、ここに車を停める。
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登山口まで大沼沿いに北に進む。途中、沼内の半島に赤城神社がある。本日の登山の無事を祈って参拝。 |
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登山口からは急登。石が多く、登りにくい。坂の途中、拓けた所からは大沼、その周囲の赤城の山々を楽しめる。
登山口から1時間40分で山頂。 |
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山頂は3つのピークがある。真ん中のピークに山頂の標識。眺めが良いのは北のピーク。北に見える雪が残る関越国境の山々が美しい。独立した山の集合体が関東山地だが、ここから観ると連山に見える。残念な事にどれがどの山かは良くわからない。後で調べて、一番目立つ手前の山が武尊山(「ほだか」と読む。)だということだけわかった。 |
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北のピーク、西側の足元に大沼。その先に小沼も見える。今日はここで昼食。昼食後駒ヶ岳に向かう。 |
南のピークにはお社がある。 |
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黒檜山からの下りは、木の階段が続く。 |
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下りきった所から振り返って黒檜山を見たのが上の写真。予定ではツツジ満開のはずだった。どう見ても2週間は早い。 |
黒檜山から45分で駒ヶ岳。東南が拓けて眺めが良いが、山頂は狭い。ゆっくり眺めを楽しんでいたら、後から団体さんが来てドケドケシグナルを送ってきた。止む無く山頂を後にする。 |
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山頂から5分尾根道を歩き、そこから急な下り。手すり付きの階段。他であまりみない。 |
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ツツジが全くない訳ではない。アカヤシオがチラチラと見れた。駒ヶ岳から50分で麓。 |
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最後に覚満淵を一周。ここも少し早かったようだ。水芭蕉を期待したが、枯野だけだった。
帰りの温泉には富士見温泉見晴らしの湯を選ぶ、隣が道の駅になっており、帰りの立ち寄りには最適。
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