ROGERS 48-0570 Supreme Hi-Hat
脚がスワンレッグでなくなった初期型のサプリームです
(注:スワンレッグのスイヴォモデルはずっと並売されていました)
脚のスイベルによりセッティングの自由度が増しました
わずか2年間しか製造販売されなかった幻のサプリーム
その詳細につきましてはどうぞ以下をご覧下さいませ!
1973年に登場したSUPREME・シリーズの初期型HHスタンドです
(1973年のパーツ・カタログで初めてその姿を見る事ができます)
まるでSWIV-O-MATICと後期SUPREMEの合体型のようですね!
上部のパイプがサテンクローム仕上げなのも興味深いポイントです
同スタンドは1975年に後期型SUPREMEが登場するまでの2年間だけ製造販売されました
DUAL-MATIC HI-HAT CLUTCHのマニュアル↓にもこのスタンドの絵が掲載されています
では、さっそくスタンド上部から詳細を見て参りましょう
まずはROGERS社純正ハイハットクラッチです
特徴的な上部のヘックス構造とBig Rの蝶ネジ
ボトムのフェルトを外すとファイバー製のプレートが…
ボトムハットの受け部にはROGERS U.S.A.のロゴが描かれています
写真下方には、サテンクローム(梨地)仕上げのパイプが見えます
サテンクローム仕上げはパイプが滑らないように施された処理です
パイプ径は1インチとなり、スイヴォと比べ太く丈夫になりました
これは上下のパイプの高さ調整部分です まだ"MEMRILOC"機構はありません
画期的なシステムである"MEMROLOC"はこの後のモデルから採用されました
スタンド下方にはスプリングテンション調整用の角頭ボルトがあります
テンション調整ボルトの反対側直下にはスイベル調整用のイモネジがあります
スイベル機構はこのモデルより新規に採用された調整機構です 詳細以下参照
脚がスイベル(回転)する事でツインペダルのセッティングも楽勝です
今でこそ当たり前ですが1973年にすでに対応済だった事に驚かされます
写真はTAMA社製のサウスポー用ツインペダルをセットした参考例です
残念ながらROGERS社のプロダクトにツインペダルはありませんでした
ちなみに、従来型のスイヴォHHにはスイベル機構は装備されていません
しかし人気の高かったスイヴォスタンドはずっと並売されておりました
フットボードの上部にもROGERS U.S.A.があります
この時期の製品はバックが黒く締って見えますね^^
スイヴォ時代からお馴染み、"Rogers"ロゴのフットボードです
最後にスタンドの最下端、回転式スパー(剣)の様子です
(この写真は剣をひっこめている状態)
こちらはプレートを180度回転させて剣を出した状態です
場所により使い分ける事で、「歩き」を確実に防止します
ではまた!!
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