ROGERS SUPREME HI-HAT.

48-0570 Supreme Hi-Hatの後継モデルとして1975年に登場!
Big RボードのSUPREMEキックペダルと同時期に発表されました

48-0570との一番大きな違いは、"MEMRILOC"の搭載にあります
("MEMRILOC"は国内版のカタログでは1976年より登場します)

1975年に登場した後期型の"SUPREME HI-HAT."です
(国内版カタログでは1977年よりその姿を見れます)

では、さっそくスタンド上部から詳細を見て参りましょう

まずはROGERS社純正ハイハットクラッチです
特徴的な上部のヘックス構造とBig Rの蝶ネジ

ボトムのフェルトを外すとファイバー製のプレートが…

ボトムハットの受け部にはROGERS U.S.A.のロゴが描かれています
48-0570 Supreme Hi-Hatと異なりパイプはクローム仕上げです
同じくパイプ径は1インチで、スイヴォと比較すると太く丈夫です

パイプの高さ調整部分には、元祖"MEMRILOC"が搭載されました
今でこそ当たり前のこのシステム、開発したのはROGERSです!

パイプにはしっかり"MEMRILOC"と彫り込まれています
一発でポジションが決められるので、本当に便利ですね

ついでながら、以下は初期型SUPREME HHの同部位です

ご覧のように"MEMROLOC"がまだ搭載されていないため、
いつも同じポジションにはセッティングできませんでした
(印を付けておけばいいのですが…スマートじゃないっす)

さらに下方には、スプリングテンション調整用の角頭ボルト

テンション調整ボルトの直下には脚のスイベル調整用イモネジがあります

スイベル:脚部を回転できる機構 セッティングの自由度がアップします

脚部のスイベル機能を使えばツインペダルのセッティングも楽勝です^^d
今でこそ当たり前ですが、1975年にすでに対応済だったとは驚きですね

写真はTAMA社製のサウスポー用ツインペダルをセットした参考例です
残念ながらROGERS社のプロダクトにツインペダルはありませんでした

ちなみに、従来型のスイヴォHHにはスイベル機構は装備されていません
しかし人気の高かったスイヴォスタンドはずっと並売され続けていました

サプリームと2種類のスイヴォが紹介されています
当時はこの3種類からHHスタンドを選択できました
(1977年国内版カタログより抜粋)

さーて、フットボードの上部にもROGERS U.S.A.!
ロゴのバック部分には黒の着色はありませんでした

お待たせしました、お馴染みBig Rのフットボードです
(上記セッティング例ですでにご覧頂きましたけど…)

同時期に発売されたBig Rキックペダルとオソロです^^;

最後にスタンド最下端、回転式スパーの様子です

情況によってスパーを出せば、確実に「歩き」を防止できますね!

 ではまた!!

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