ROGERS MEMRILOC
ROGERSといえば、元祖「MEMRILOC」に触れない訳には参りません
メモリロックは1975〜6年頃、"Big-R"シリーズと共に登場しました
タムやスタンドの位置を記憶させセッティングを素早く完了できます
デュアルタムスタンドベースの ROGERS MEMRILOC 受け部です
このクランプ部分がベース部分に入り込み、固定します
(どちらにもパテントのNo.が入っているのが見えます)
凸部を凹部に合体させシャフトの向きまでメモリします
国産T社の初期タイプは、向きを再現できませんでした
「XP-8」シリーズのフロアタム脚ホルダー部分です
この裏側が「メモリロック」メス部になっています
これはフロアタム脚とそれに取り付けられた「メモリロック」です
このようにパイプ径に合わせ、2種の「メモリロック」があります
(これらの中間サイズもあるようですので実質3種類と思われます)
この機構のお陰で、ドラマーは独自のセッティングポジションを素早く再現する事が出来ます
その後、ドラムメーカー各社がこぞってこの機構を採用し始めたのは記憶に新しい所ですね
なお、ロジャースのメモリロックは構造上クランプ部分を破損しますと固定が難しくなります
(このあたりは、パールの「Stop Locks」などと根本的に異なりますのでご注意下さいませ)
入手が難しいパーツですので、過度な締付けをしないなど取扱いは丁寧に行いたく思います
追加情報
Rhythm & Drums magazine、2002年7月号のP.76に「メモリロック」に関する記載あり
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