ダイナソニック用スナッピー製作 その2
スナッピー自作に挑戦!
ピュアサウンド社はDynasonic用の素晴らしいスナッピーを製造しています
ところが、いかんせんカスタムメイドという事もあり高価なのが玉にキズ…
そこで、ダイナソニック用手作りスナッピー作りにチャレンジしてみました
これからご紹介するのは、管理人が自ら考えだしたオリジナルメソッドです
前回、その1の方法で使われた面倒臭い金属加工法は極力避けたく思います
自作スナッピーと聞くと「エッ」という感じですが、まずはご覧下さいませ
最初に素材を集めます
スナッピーワイヤーの位置を固定するめ、埋没材を使います
埋没材とは、ロストワックス法で鋳造する際に使うものです
彫金染色の専門店などで比較的簡単に入手出来ると思います
写真右側はスナッピー加工台に使う3mm厚のアルミ板です
(この厚みはお使いになるスナッピーで変わって参ります)
ちなみに、当方はこれらの素材を東急ハンズで入手しました
スナッピーは前回同様、パールの品番「S-22」を使いました
エンドプレートの形態が理想的だったのがその大きな理由です
(もちろんリーズナブルプライスである点も大いに○です!)
この他にハンダゴテ、金属ヤスリ、金属用ドリルなどが必要です
適当な容器と撹拌器を用意します
適量の水で埋没材を十分練り込みます
アルミ板の上にスナッピーを置き、練った埋没材を流し込みます
位置が狂わないように、ワイヤーの間までしっかり流しましょう
30分程で埋没材が硬化します
これでプレートに熱をかけてハンダを溶かしてもワイヤーがズレることはありません
作業終了後、埋没材は水にひたすとボロボロと分解し、簡単に除去する事が出来ます
ハンダゴテでハンダを暖めだしてしばらくすると、ローが溶け出します
(ちなみに、コテの容量は100W以上ないとキビしいかも知れません…)
さらにじっくり熱をかけ、プレートを外します
プレートに残ったハンダは綺麗に拭き取ります
プレートを裏返し、このような形で再付着します
(ココが今回のやり方の最大のポイントです!)
あらかじめプレートのハンダ面はヤスリなどで荒らしておきましょう
ハンダ付け再付着後の様子
プレートの中央部に、スネッピー固定ネジ用のミゾを彫り込みました
サイドビュー・・・ そうです! この形態にしたかった訳です!
S-22を使ってこの形態を想定した時、机上からワイヤーまでの距離がちょうど3mmでした
そこで熱や水に強く3mmの厚みを持つ素材として、3mm厚のアルミ板を選択したのでした
(そうすればプレートを反対にセッティングして、この様にハンダ付けが出来ますから!)
裏面です
ご覧のように、もともとのアングル部分をうまく活かしました
完成後の全景
さっそくスネアフレームに装着してみましょう
この際、スネアサイド面は十分にヤスリをかけてバリを取り去ります
この工程を省くと大切なスネアサイドヘッドに穴があいちゃうかも^^;
高さ調整ネジを調節し、ワイヤーが水平になるように合わせます
なかなか良い感じです
スネアフレームに装着した所
しかし、残念な事に問題がまったくない訳ではありませんでした
これは高さ調節機構を持たない、より新しいタイプのスネアフレームです
微妙な差でアングルがつき過ぎているため、スナッピーがたるんでいます
スネアフレームのワイヤー接触部には何らかのスペーサーが必要そうです
そこで・・・
スリムタイプのCDケースは厚さが1mmでピッタシでした
(金属板から作る気力がありませんでしたもので…^^)
切り取った板をスナッピーエンドプレートに接着します
老婆心ながら接着剤はエポキシ系がよろしいかと…^^
(あくまでもスペーサーですので強度的には無問題です)
おおバッチリ、これなら使えそうだゾ!
たるみは全くありません、完璧っす! V^^V
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