ダイナソニック用スナッピー製作 その1
ピュアサウンド社はDynasonic用の素晴らしいスナッピーを製造しています
ところが、いかんせんカスタムメイドという事もあり高価なのが玉にキズ…
そこで、ダイナソニック用手作りスナッピー作りにチャレンジしてみました
私は、以下 rogersdrums.com に掲載されております
"Snare Wires for the Rogers Dynasonic Snare Drum
by John Scarpulla"
を物凄く参考にさせて頂きました
Scarpulla氏におかれましては、大変素晴らしい記事をありがとうございます!
まずは素材を集めます
肝心のスナッピー:私は値段の点からPearl S-022を選択しました
(その価格は何とピュアサウンド・ダイナソニック用の約1/10!)
そして1mm厚のワッシャと、1mm及び1.5mm厚の銅板が必要です
(Scarpulla氏は0.8mmと1.6mmの真鍮板を使用しておりました)
スナッピー以外の素材は、東急ハンズなどで入手できると思います
銅板カット用の金ノコです
100Wのハンダごて
金ノコで銅板を切っていきます (これが結構きつい…)
1.5 x 7 x 50mm と 1 x 21.5 x 50mmのプレートがそれぞれ2枚必要です
ただし、この数値はお使いになるスナッピーで変わってくると思われます
組み立て前
S-022スナッピー両端の「ミミ」部分をカットします
完成予想図です
Scarpulla氏はこれらをエポキシ接着なさいましたが、私はハンダ付けに挑戦!
さて、銅板の位置を固定圧接する際、適度な柔らかさを持つ割箸が有効です
適宜カットされた割箸と圧接のためのクランプの様子
ハンダ付け前 (クランプ概念図)
このような感じでクランプ圧接をしようと考えました
ハンダ付け後 (実際の様子)
スナッピーワイヤーがその位置を変えないように、クランプでおさえます
そうしませんと、ハンダ付けの熱でワイヤー自体が外れてきてしまいます
スネアサイドのハンダ付けの様子
裏側の様子
ハンダ付けをすると、その熱で銅が変色しますが、
これはシンバルクリーナーなどで簡単に落とせます
次に、プレートの中心に直径5mmのネジ穴を開けます
穴と穴の間隔はおよそ328mmになると思います
そして、余分なバリは十分にヤスリがけをしましょう
(大事なスネアサイドヘッドに穴を開けませんように…)
上部はピュアサウンド社のPD-14、下方が今回手作りしたものです
ピュアサウンドは響線が16本ですが、S-022には20本あります
この方法ならお気に入りの本数のスナッピーを作る事が可能かも?
さっそくスネアフレームに装着してみましょう
銅プレートとフレームの間に1mm厚のワッシャを入れると、ちょうど良いようです
反対側にも同様に、高さ調整用のワッシャを入れます
この高さの調整は、非常に重要なポイントになります
これが合っていませんとワイヤーが歪んでしまいます
ピュアサウンドの製品はこの点が非常にうまく出来ています
さすが、高価なカスタムメイドは伊達ではないようです^^
ふぅ、なんとか完成!
ハイカーボン製のワイヤーは本数も多く、ピュアサウンドよりもデーハーな感じです
John Scarpulla氏には感謝の念を禁じえません!!
素晴らしいレポートをどうもありがとうございます!
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