70-80's ROGERS Swiv-o-matic Foot Pedal

製品番号:#7007 (1970〜80年代のワンピースタイプ・モデル)

当スイヴォペダルは、1960年代よりマイナーチェンジしながら存在します

(ちなみに、同年代の2ピースボードタイプは製品番号#7006になります)

これらは大変息の長い製品であり、今なお使われ続けている人気商品です!

まずはフットプレートボードの様子からご覧頂きます

ヒール部には、角頭ボルトの調整用穴があいています

このネジによりヒールとプレートの間隔を調整する事が出来ます

(足の大きな方や小さな方でもジャストフィット、っちゅう訳で)

この穴にチューニングキーを差し込んで調整するわけですが・・・

ごく一般的なダイキャスト製のキーだと穴に入らないのです・・・

叩き込みで作られているロジャース純正のキーなら、もちろんOK!

余談:左側は1970年代のスリンガーランドのキーです
右側は1970年代のロジャース・オリジナル・キーです

若干の違いはありますが、構造は大変良く似ております


これは1982年度版カタログからの抜粋です
(ロジャのキーにも色々変遷がありました)

このタイプは増々スリンガーと似ています…
(否、スリンガーが似ているのだと思います)

さて、次はフットプレート部分を取り外してみた所です

飛び出たスプリングの根元には角度調整用ネジがあります

さらに支柱部分には高さ調整用の2本のネジが見えます

ところで、中央下部には見慣れないパーツが・・・

中央下部のパーツを分解してみました

ご覧のような構造になっています

パーツを左サイドに振った状態で取り付けてみた所です
パーツ中央のくぼみには、アンダーバーが挿入されます

このようにすると、BDバターサイドの中央より左側からBDをプレイできるようになります
つまりドラマー自身がお客様と正対しつつ、BDをもお客様へ正対させる事ができるのです!

フットプレートを取り付けますとこのような感じになります

今度は右サイドに振ってみました

これは私のような左利きドラマー向けのセッティングかも^^

ロジャースはこれを「スィベルユニット」と呼んでいました…
(おお〜っ、まさに Swiv-o-matic 機構の一貫なのですね!)

同様にフットプレートを取り付けた状態です

ロジャースとしてはツインバスドラマーを意識していたようです
1982年度版ロジャース国内カタログ・FOOT PEDALの項参照

もちろんこれらの機構にはパテントが存在します

(SWIV-O-MATIC PATENT PENDING U.S.A.)

そして・・・

これはテンション調整用ノブの裏面です

シングルナット仕様ですが、マイナススロットが刻まれており
スプリングワッシャがしっかりと噛み込むため、緩みません!

ロック付きビーター固定ネジがフェルトビーターの緩みを防止します

こちらはペダルの「歩き」防止用の剣です 左右に付いています

左に見えるノブは、BDフープへペダルを固定するハンドルです

スイヴォHH同様、フットプレート部分には絶妙な彎曲(R)が付いています
この彎曲は足のカーヴに合わせてあらかじめ付けられているものなのです

また、つま先部分にはアジャスタブルなつま先ストッパーが付いています

プレートのヒール寄り直下にも調整ネジがあります

これはアンダーバーの長さを調整する為のネジです

ロッドには回転防止の面取り加工が施されています

最後にビーターの固定ネジ部分をご覧下さい

こちらのロッドにも面取り加工がされています
ビーターの緩みや回転を防止するためですね!


見れば見る程、知れば知る程、ますます ROGERS … 奥深し、でございます^^

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