LEDタイプの交通信号機


 最近、電車の正面や側面にある行き先を表示している物が、以前は幕式なのに対し、最近はLED(発光ダイオード)タイプの物が、主流となってきているようです。コレは単純に考えて、基本的にメンテフリーでかつ、長寿命の部品の採用によりコスト削減で、まぁ時代の流れだと思います。
 そうこうしているうちに、電車の運行において非常に重要な信号機にも電球式からLED式の信号機が出回り、LEDの普及に目を見張る物を感じました。
 と、思っていたら遂に一般の道路にある交通信号機にもいよいよLEDタイプの物がお目見えしました。まぁいつかは出るとは思っていましたが、いよいよ一般公衆にも目に触れる機会が増えてきたようです。

 単純に色について、赤と黄色は比較的色が直ぐに表示しやすいとは思うのですが、青色は結構難しい上に、実現してもかなり高価で実用にはまだ先と勝手に考えてしまいました。一時期新聞で青色LEDの特許問題で取り上げらていましたから。
 しかし、実物を見て、電球式の青とLEDの青を比較すると、ほとんど違和感は無いくらいにコレまでの色を再現していました。もちろん他の色(赤・黄・矢印用の緑)色も結構忠実に再現していました。違いとしては、若干輝度が明るい事と、近くで見るとLEDの集まりなので、ブツブツに見えることくらいです。

 一つ気掛かりなのは、夕日や朝日等の強い太陽光が信号機の正面からさした場合には、ハッキリと見えるのかと言う事です。電車の行き先表示機は結構太陽光には弱い感じがしますが、交通信号機はどうなのでしょうか?不特定多数の人が見るだけに、直接交通事故にも繋がりかねません。まぁそう言う点きっと検証済みと思いますが、、、

 何れにしろこれが日本中に普及すれば、メンテ費用と電力費用が随分と削減する事は間違えありません。
今回は私が見たのは、世田谷の成城と富士見市の川越街道で見かけましたが、今後は何処でも目にする事ができると思います。ふだん何気なく見ている交通信号機ですが、ちょっと気をつけて見るとLEDタイプになっているかも知れませんよ。