真 夏 の 京 都
(平成16年8月16日)
1.まえおき
久しぶりに京都に行ってきました。さらに真夏の京都となると、小学6年の時に、親に連れて行ってもらった時以来ですから、実に20数年以上経っております。その時は定期観光バスで回り、一番の思いでは何故か、お寺とかではなく、土産物屋のおばちゃんがくれた冷たい緑茶でした。当時の小学生の私には緑茶は湯飲みに入って熱い物だと思っていましたから、冷たいお茶があるなんて京都はやっぱり凄い!とカルチャーショックを受けた事を覚えています。
さて、そんな当時の純粋無垢な心をすっかり失くしてもなんのその。 真夏の京都に出かけてきました。夏の京都は暑い!と、覚悟をして現地入り。気温は確かに30度オーバーでしたが、湿度が40%程だったので、結構快適に回る事が出来ました。ラッキー!
今回の京都旅行は、日帰りでした。 えっ!? 日帰りなんてもったいない? 確かに、せっかく京都くんだりまでして日帰りはもったいないかもしれません。しかし、最近の新幹線はダイヤ改正で、「のぞみ」が一挙に増発され、しかも東海道新幹線は平均270km/hで営業運転となったので、新横浜からだと約2時間で京都についてしまいます。 これは早い!!! しかも、京都の神社仏閣はほぼ17時でその門を閉めてしまいますから、18時に京都を離れても20時過ぎには新横浜に戻ってきてしまいます。
これに、3000円相当の昼が付いて往復の「のぞみ」(もちろん指定席)がついて、18800円はとってもお得だと思います(ちなみに東京からだと19800円)。今回はこれを使って行って来ました。
さて、今回は本当にぶらっと、いきたい所をユックリと見てきました。定期観光バスでは絶対出来ない超スローペースで、「路線バスと自分の足」だけの「散歩」感覚で回ってきました。
なお、必ず行こうと決めていた所は2箇所。1箇所目は今NHKの大河ドラマ「新撰組」で有名になった八木邸。そして、2箇所目は以前に立ち寄って是非とももう一度見てみたいと思っていた大徳寺大仙院の庭園でした。
と、言う事で、前置きが長くなりましたが、今回のルートは次のような行程となりました。
<<今回の行程>>
6:24 新横浜 ⇒(のぞみ201号)⇒ 8:25 京都 ⇒(市営バス)⇒ 八木邸 ⇒
(徒歩)⇒壬生寺 ⇒(徒歩)⇒ 新得禅寺 ⇒(市営バス)⇒ 大徳寺大仙院 ⇒
(市営バス)⇒ 金閣寺 ⇒(市営バス)⇒ 北野天満宮 ⇒(市営バス)⇒ 駅ビルの
ホテルで夕食 ⇒ 18:09 京都 ⇒(のぞみ24号)⇒ 20:10 新横浜
2.訪問先のスナップ
八 木 邸(☆☆ )
新撰組誕生の地である八木邸。入場料は1,000円とチョッと高め。しかも中は撮影禁止。しかし、NHK大河ドラマで有名になった為、入場するのにごらんのとおり並ばないと入れません。 | 入場料1,000円には八木邸内のガイドが付いて、さらに写真の様にお茶とお菓子が付いていましたから、値段的にはマズマズといったところでしょう。 冷水でたてたお茶。美味しくいただきました。 |
ひっそりとたたずむ「芹沢鴨」の墓石 | 近藤勇達が京都に来た直後に、江戸に直ぐに引き 返すと言われ、異議を称えたお寺。 残念ながら中には入れませんでした。 |
大 徳 寺 大 仙 院(☆☆☆)
水を使わない枯山水の庭園。この横に茶室があり、千利休が豊臣秀吉にお茶をたてたとの事。 山があり、そこから滝が流れ落ちている様を表している。その水が川となり海へと流れていく。 全て石と木で表現しています。 |
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山から流れた水はここの大海と呼ばれる所に流れ着く。そして悟りを開き、「無」を表しているとか。 この庭の前に座り、じっっと庭を眺めさせていただきました。道路からも離れ、観光客で騒がしい訳でもなく、庭を眺めて、とても静かな気持ちになれるところでした。 座禅会をやっている様なので、機会があったら是非とも参加しようと思っています。「和」っていいですねぇ。 |
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大徳寺にはいくつかの頭坊があり、この様な風 景に当たり前のように出会えます。 真夏の暑さも この風景を見れば、なぜが気持ちも落ち着くから 不思議です。 都心の不健康な暑さとは比較になりません。 |
金 閣 寺(☆☆ )
言わずと知れた金閣寺。金箔を貼り、美しくなったとは聞いていましたが、実際に見ると、、、「素晴らしい!」の一言に尽きます。 観光客には外国の方もいましたが、この迫力は世界に自慢できる事でしょう。 これで冬の雪化粧した金閣寺なんてまた素晴らしい事でしょう。最近は温暖化のせいか、雪が積もる事はほとんど無いとか、、、 積もっても、開門時には溶けてしまうとか、、、 しかし、メジャーな観光地だけに観光客が途切れることが無く、写真撮影があちこちで。静けさとは無縁でした。 右は金閣寺の入場券。お札を兼ねており外国人には受けますね。 |
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境内にお茶屋さんがあり、冷水でたてたお茶と 和菓子で一息。席が外にあり野点の気分満点。 木陰の下で元気回復!!!! 緑を抜けてくる風はやっぱりさわやか〜 (^^) |
北 の 天 満 宮(☆☆ )
バス停から直ぐのところにある鳥居。 タクシーがご覧の通り並んでいると、厳かな雰囲気が台無しに思えるのは私だけ? |
学問の神様「菅原道真」を奉っている北の天満宮。 頭が良くなるようにとの祈願をしました。が、ココで同じ 祈願をしない人はいないでしょうね。 画面右下は、境内で採れたと思われる梅干です。 一粒食べると偏差値が1つ上がる??? |
3.チケット紹介
別に旅行会社の回し者ではありません。念のため (^。^;
◆左上 1day京都のパンフレット ※年間を通じて販売。 ◆右上 往復乗車券と食事券 ※食事券は夕食券もしくは伝統 工芸体験教室券にも変更可 ◆左下 1日乗車券を買うとバスマップも 付いてくる。これは嬉しい! ※これは自分で購入 |
<往復の新幹線>
朝は少し早いですが、8時40分ごろには京都駅前に立っていられるのが魅力!
今回のチケットのメインは「JR東海ツアーズ」で企画販売している『1DAY京都・セレクトプラン』と言う物を利用しました。新幹線のぞみの往復指定席と約3000円相当の昼食がついております。それで新横浜出発で18,800円です。正規料金では新横浜〜京都間ののぞみ指定で12,890円ですから、これに6000円プラスで往復と食事ですからこれは結構お得なクーポン券だと思います。
もちろん、色々な制約はあります。金曜乗車は発売していなかったり、朝の新幹線は始発と2番3番初ののぞみに限られます。特に往きは乗り遅れたら、後続の列車に振替える事は出来ません。復りは自由席なら後続OKらしいです。
<市内バス>
今回の最低限行くところは駅からは少し離れており、バスが便利のようでした。京都市交通局のバスは電車以上に細かく路線がありますので、決まったエリア以内なら何回乗っても500円と言う1日乗車券を使いました。3回乗ると元は取れてしまうので、迷わず使いました。ちなみに今回は5回乗りましたから、十分に元を取りました。