いわゆる紅葉狩り
(平成14年11月22日〜23日)
以前から京都の紅葉を是非見てみたいと思っていました。インターネットで検索すると京都の紅葉情報が結構こまめに更新されて、今年は例年より、紅葉が1週間ほど早く始まっているとの事。NHKでも京都から紅葉の中継をやっていました。そこで、思い立ったが吉日で、早速1泊2日で出かけてしまいました。(相変わらずの無計画な旅だったりする)
京都は日本を代表する観光地。1年を通じて多くの観光客が国内外から訪れますが、その中でも11月の紅葉が1年でもっとも行楽客が多いとか。そんな時期に「交通手段」も「宿泊先」も全く無いままで、出発の前日から行動を開始しました。(正確には2週間前からガイドブックだけは読んでましたが)
行程は金曜・土曜の1泊2日。土曜が祝日でちょっと混雑が気がかりでしたが、とにかくGO!
交通手段=出発の前日、チケットショップで切符を安く購入。そのまま、みどりの窓口で早めの
新幹線の指定席をキープ。(大体、行楽時期でも平日の早い時間なら1席くらい
なら何とかなる)
宿泊場所=そこは世界に名だたる行楽地。今ではノーベル賞受賞者がいらっしゃる島津製作所
のある(あんまり関係ないけど)京都。どんなに混んでいたって、平日に一泊くらい出
来る場所はある。
って事で、京都に到着後、旅行代理店に駆け込み、当日のホテルをゲット。
交通手段=帰りの新幹線もそこの旅行代理店で指定席をキープ。日曜の午後でないから何とかな
りました。
と、言う事で、何とかなっちゃいました。(笑)
「京都の紅葉ミニ写真集」は、こちらから、、、
ここでは、各寺院の紅葉情報や観光情報は色々なホームページ・ガイドブックに任せて、今回の旅行で京都を効率よく廻る方法を学びましたので、その点をまとめてみました。今後、紅葉シーズンに訪れる方は参考にして見てください。
なお、紅葉は何処の庭も良く、(☆☆☆)評価でした。
1.紅葉時期は意外と長い
パンフレットや雑誌に出ているお寺の写真はとても印象的で旅情をかきたてるものです。しかし、実際に行って、そのとおりの紅葉が見られるか?答えはNo! 写真に出ているそのポイントでの紅葉を狙っていく事は大変に難しいでしょう。まして社会人だったりしたら、仮に時期が読めても、休みが取れなかったりで、結構厳しい物があります。 でも、紅葉はそこだけではありません。その多くが、境内に写真にはない見事な紅葉を見ることが出来ます。境内のかえでやモミジやドウダンツツジは同じ場所でも全てが同時に染まり、落葉する物ではありません。どこかに素晴らしく燃えるような紅葉を見ることが出来ます。 ガイドブックはあくまでもガイド。広い庭をもつ処ほど、色々な紅葉を観る事が出来ます。 |
2.京都紅葉めぐりで、知って損は無い事
@嵐山等、京都市内東側および山中は午前中に廻るべし。
(嵐山に太陽が隠れてしまうから。 特に渡月橋・嵯峨野・大原エリアは注意。)
A銀閣寺等、京都市内東側は午後でもOK。
(@の逆で、ぎりぎりまで太陽の日が差している。)
B1回で京都の紅葉の名所を廻るのは物理的に無理。エリアをある程度絞って廻る事。
(何回にもわけ、また行きましょう。と、言うより3日もいると飽きてきます。)
C拝観料は1箇所平均400円〜500円。高額ではないが、何箇所も廻ると意外と馬鹿に
ならない額になる。ボディブローの様に効いてくる。行き先は計画的に。
D11月のシーズンで特に土日祝の観光スポットは道路が渋滞。バス・タクシーの利用は
自殺行為。電車がお勧め。
(今回の嵐山付近で、同じ距離を歩くのとバスとで時間が変わりませんでした。)
Eバスは「後ろ乗車」の「前降車」で、運賃は乗車区間ごとに異なる。
空いている時は良いのだが、混んでいる時はちょっとコツがいるかも。スムースに乗降りするには、
イ)乗車する時に、乗車口横の整理券を取り番号チェック。
ロ)車内はなるべく前の方に進む。
ハ)目的地が近づいたら番号で運賃を確認。支払って前から降りる。
※後ろに乗ると、混雑時に前まで進めず、降りれなくなるし、前に表示してある
運賃表が見えず、支払いに手間取ってしまうのがその理由。
※電車は普通に券売機で切符を買って自動改札機へ。
F16時30分には日が落ちて、寒くなり紅葉観賞どころではない。
ちなみに夜間のライトアップ以外はほとんどが、17時に門を閉じる。
G庭園を眺める時は座るのが基本。一般家庭の縁側の様なところに座って眺めましょう。
ただし、混み合っている時は他の人に邪魔にならないやうに。
3.注意事項
@撮影時の三脚は要注意
特に小さなお寺では、カメラ・ビデオの三脚・一脚は他の人の通行に妨げになる事から
禁止しています。ちょっとした気配りがここでも大切なんですね。
Aせっかくもらったパンフレット
拝観料を払うとちょっとしたパンフレットをもらえます。どれくらいの人が目を通すかは別に
して、境内でそのパンフレットが落ちているのは、どんなに紅葉が綺麗でもちょと悲しい物です。
また、パンフレットの写真を真似して撮影すると、結構いい写真が撮れるかも知れませんよ。
帰りの電車で、目を通して旅行を振り返るのもいいでしょう。
Bリュックは要注意。
行動しやすい様に、リュックを良く使いますが、お寺の建物内を歩く時は注意が必要です。
建物は作りは古く狭いので、リュックで襖や壁に傷つけないよう呼びかけていました。自宅の
襖の張替えとはレベルが違うようです。
4.その他
お金や時間がある人は別にして、一般的な社会人は休みもあまり取れない。でも、京都の紅葉がどうしても見たい。そんな人にはJR東海ツアーズが日帰りのツアー(往復のぞみでお昼付き)を2万円程で売っているので、意外とお得かもしれません。
また、横浜駅東口を22時40分に出発し、京都に翌朝6時30分に着く深夜高速バスも新幹線の半分位の値段で、眠っている間についてしまうのも魅力です。
最後に、市内の電車は良く路線図を見てから乗ることを進めます。関東の地下鉄と異なり、とにかく便利とは言えません。JR・地下鉄・京阪・阪急・近鉄・京福・叡山と7つの電鉄会社があり一見良さそうに思えますが、乗り継ぐたびに初乗り運賃がかかります。路線も市内を網羅しているわけでないので、バスと電車の使い分けが肝要と思います。